イラン・イスラーム共和国大統領「協力の継続と強化がイランとアゼルバイジャンを戦略的パートナーへと転換させる」
2025年01月21日付 Jam-e Jam 紙
我が国の大統領はアゼルバイジャン共和国副首相との会談で、貿易・エネルギー・輸送部門において両国間で締結された合意や現在進行中の共同プロジェクトに触れ、以下のように述べた。「この協力のレベルを強化し、維持することが両国をお互いにとっての戦略的パートナーへと転換させることになるだろう」
【ジャーメ・ジャム紙オンライン版】イラン・イスラーム共和国大統領府広報サイトによると、本日、1403年バフマン月2日[西暦2025年1月21日]火曜日、我が国のマスウード・ペゼシュキヤーン大統領は、第16回イラン・アゼルバイジャン経済協力合同委員会に参加するため代表団を率いてテヘランを訪問中のアゼルバイジャンのシャヒン・ムスタファエフ副首相との会談において、両国間の関係が兄弟のように友好的であり、宗教的・同胞的な連帯に基づいたものであると説明した上で、以下のように述べた。「イランとアゼルバイジャン両国並びに両国の国民の親密な関係は、地理的な境界線を越えるものである。この関係は従来から続いてきたものであり、今後も続いていく」
大統領は、我が国の外交政策におけるアゼルバイジャン共和国の特別な地位について言及し、こう述べた。「イラン・イスラーム共和国は近隣諸国、並びにイスラーム諸国との関係や交流の拡大を外交の基本方針として課題の中に位置づけている。その中でもアゼルバイジャンとの関係は我々にとって特別な重要性を有している。あらゆる分野で両国の関係拡大を進める所存である」
ペゼシュキヤーン大統領はさらに、貿易・エネルギー・輸送部門において両国間で締結された合意や現在進行中の共同プロジェクトについて言及し、次のように述べた。「この協力のレベルを強化し、維持することが両国をお互いにとっての戦略的パートナーへと転換させる」
アゼルバイジャン共和国のシャヒン・ムスタファエフ副首相もこの会談において、ペゼシュキヤーン大統領との会談に喜びを表明し、同国のイルハム・アリエフ大統領からのあたたかな挨拶の言葉を伝えた上で、特に近隣諸国に対する大統領の交流を重視し合意を軸に据えたアプローチを賞賛して以下のように述べた。「この数十年、アゼルバイジャン共和国はイラン・イスラーム共和国との関係拡大のための努力を惜しむことはなかった。一方で、大統領就任からの短期間において我々が目にしている重要な変化は、両国関係と我々の地域情勢に明るい未来という吉報をもたらすだろう」
アゼルバイジャン共和国副首相は、両国間の宗教的・文化的な共通性と兄弟のように友好的な関係が、イランとアゼルバイジャンの関係を強化し拡大させる最も主要な要因や動因であるとした上で、次のように話した。「我々はまた、地域に平和と安定を確立する上でのイランの強い影響力を有する役割を高く評価するとともに、我々の地域の問題解決はこの地域の国々によってのみ可能なもので、外部の国々の存在は我々の助けにはならないと確信している。」
シャヒン・ムスタファエフ氏は続いて、特に貿易や経済分野での最近の両国関係の状況、また鉄道・道路輸送やエネルギー取引などの分野で現在進行中の共同プロジェクトについて詳細に報告しつつ、以下のように話した。「今回のテヘラン訪問では、アゼルバイジャン高位級経済代表団は、イラン・イスラーム共和国との経済・貿易関係を従来以上に拡大するためのロードマップ作成を目指している。我々は両国の戦略的な協力が生まれることを望んでいる。」
アゼルバイジャンの副首相はまた、同国大統領がペゼシュキヤーン大統領を同国訪問へ招待していることを伝えた。
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( 翻訳者:OM )
( 記事ID:59700 )