結婚式泥棒、逮捕!―招待客を装いケーキを食べ・・・
2025年05月02日付 Hurriyet 紙
アダナで結婚したセデフ・Ü(32)とアデム・Ü(33)の結婚式に招待客を装って参加したシナン・E(48)は、ステージでしばらく楽しんだ後、ケーキを食べた。新郎新婦の服にお金を付けるセレモニーでステージに戻ったシナン・Eは、カメラの前でお金を数えるふりをして箱から取り出した4万リラをポケットに入れ、盗んだ。新郎新婦に水を振る舞ったあと広間から立ち去ったシナン・Eは、結婚式の映像から身元が特定され、逮捕された。シナン・Eが、1週間前にも別の結婚式において同じ方法で6万リラを盗んでいたことが明らかになった。
事件は、4月27日にサルチャム郡ユルドゥルム・ベヤズト地区にある結婚式場で起きた。4人の子の父親であるシナン・Eは、入籍したセデフ・Üとアデム・Ü夫妻の結婚式へ行った。夫妻の親族であるかのように参加した結婚式でケーキを食べ、ソフトドリンクを飲んだシナン・Eは、ステージでしばらく楽しんだ。その後、新郎新婦の服にお金を付けるセレモニーに移ると、シナン・Eもステージに向かった。そのアナウンスを行う人物の横で待機していたシナン・Eは、少し周囲を見回ってからお金が入れられた箱に近付いた。
■招待客らと談笑し、夫妻に水を振る舞った
シナン・Eは、数えるふりをして箱から少しずつ取り出したお金を、ポケットに入れた。結婚式のカメラが捉えている中で盗みを働いたシナン・Eは、招待客らと談笑した。窃盗行為の後カメラの前から消えたシナン・Eは、水やソフトドリンクを手にステージへ戻り、新郎新婦に振る舞った。お金を付けるセレモニーが終わり、結婚式場の広間から立ち去り、姿を消した。窃盗の瞬間はカメラに映っていた。
■互いの親族だと思っていた
帰宅してからお金を数えた夫妻は、外貨も含めて約4万リラがなくなっていることに気付いた。カメラの映像を見た夫妻は、その行動から疑わしいと感じたシナン・Eを、互いが知っているか尋ねた。互いに相手の親族だと思っていたことが分かったシナン・Eが、部外者であったことを知り、お金が盗まれたことが判明した。この件で県警察局を訪れた夫妻の訴えで、窃盗課チームは被疑者の逮捕に向けて捜査を開始した。
■別の結婚式で6万リラを盗む
警察は、顔認証システムで行った捜査により、被疑者が「窃盗」罪で何度も登録されているシナン・Eであることを突き止めた。結婚式場近くの通りに住んでいると特定されたシナン・Eは、自宅への捜査で逮捕された。一方、同被疑者が4月20日にも同じ式場のレイラ・Bとサメト・B夫妻に付けられた6万リラを盗んだことが分かった。結婚式場のカメラに捉えられた映像では、シナン・Eが盗ったお金をポケットに入れ、空の封筒を箱に戻す様子が伺えた。
■罪を認め、逮捕された
警察署に送られたシナン・Eは、供述の中で「通りを歩いていたとき、結婚式が行われているのに気付いて広間に入った。そこで少し座ってケーキを食べた後、お金を付けるセレモニーが始まったので、人混みに紛れた。6000リラと200ドルしか盗んでいない」と話した。手続き後、裁判所に送られたシナン・Eは、出廷した法廷で逮捕された。被疑者の自宅で押収された金品は夫妻に渡されたが、残りは発見できなかった。
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( 翻訳者:関口ひなた )
( 記事ID:60060 )