エジプト:作家・作曲家連盟、エジプトに対するイスラエルの敵対的発言を拒否
2025年08月17日付 al-Quds al-Arabi 紙
■エジプト作家・作曲家連盟、エジプトに対するイスラエルからの敵対的発言を拒否
【カイロ:本紙】
エジプト作家・作曲家・音楽出版者連盟は、エジプトに対してシオニスト政体が発表した敵対的発言を断固拒否するという公式声明を発表した。同連盟は、エジプトの国家安全保障や尊厳へのいかなる侵害行為も、超えてはならない一線であると強調した。
連盟の運営委員長であるミドハト・アドル博士が署名したこの声明では、エジプトの作家および作曲家らは、自らを共同体の良心の声かつ詩や旋律の守護者であるとし、祖国を防衛するために一つの塹壕の中に立っていると述べ、芸術は、意識の戦いと良心の再生において第二の武器であり続けるであろう、と強調した。
またエジプトは、歴史の奥底に広がるその文明と、共同体のバランスと安定において軸となる役割によって、冒涜しようとするすべてのものに対し、壊れることなく難攻不落であり続けると強調した。そして、シオニストによる先の発言は、同政体の本質が、敵意や対立を生じさせることで成り立っているということの新しい証明以外の何ものでもないと指摘した。
連盟は、エジプト人は歴史の中で侵略に対し強固に立ちふさがってきたと強調し、エジプトの結束性と尊厳への侵害は、エジプト国民が先祖から受け継いだ文明と威信の規模による返報をうけるだろうと警告した。
また連盟は声明の中で、芸術は「人々の言葉と良心」であり続け、また、エジプトやアラブの共同体を標的としたあらゆる脅威に立ち向かう際に、芸術家のペンや旋律は情熱を集め、良心を呼び覚まし続けるだろうと強調した。
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( 翻訳者:雨宮有希 )
( 記事ID:60667 )