トルコ航空やペガサス、イラン便を停止
2026年01月09日付 Cumhuriyet 紙
リアルの歴史的な暴落を受けイランで始まった抗議デモは、空路にも影響を及ぼした。ターキッシュエアラインズ(THY)や、AJet、ペガサス航空はイランへの出発便の多数を欠航した。
イランの通貨であるリアルが記録的な下落により価値を失ったことを受け、12月28日にテヘランのグランドバザールの商人が始めた抗議デモは、13日目を迎え、国中へ広がっている。
イランにおける抗議デモは、民間航空会社にも直接影響を及ぼした。トルコからイランへ運航しているターキッシュエアラインズ(THY)やAJet、ペガサス航空は、安全上の理由からいくつかの便を欠航したと発表した。
ターキッシュエアラインズ(THY)の公式声明では、イラン情勢を理由に、テヘランとタブリーズ、マシュハドドへ出発が予定されていた合計17便について、今日(1月9日)と明日(1月10日)の欠航が発表された:
お客様各位、現在のイラン情勢を踏まえ、1月9日(金)と10日(土)にテヘランやタブリーズ、マシュハドへの出発が予定されていた合計17便が欠航となりました。みなさま、航空便のその日のスケジュールにつきましてはhttps://www.turkishairlines.com/tr-int/ucak-bileti/ucus-durumu/からご確認いただけます。ご理解いただきありがとうございます。
Ajetも同様の声明を発表し、1月9日、10日付でテヘランへ出発予定だった6便の欠航を発表した。
サビハ・ギョクチェン空港のイラン便は、空港システムで「欠航」と表示されていることが確認された。
ペガサス航空が運航するイランートルコ間の便の内、1便が欠航した。空港の国際線の出発案内板には、テヘラン(IKA)行きのペガサス航空とAjetの運行状況に「欠航」の文字が並んだ。
この件についてペガサス航空は文書で追加の声明を発表していない。
■イランの抗議デモはどのように始まったのか?
抗議活動の引き金となった要因は、イラン経済である。
抗議はテヘランのバザール商人たちのストライキから始まり、すぐに首都の外へと広がっていった。
過去1年間で歴史的な最安値にまで下落した通貨リアルは、高インフレと相まって国民の購買力を著しく低下させた。イラン国内のインフレ率が40%に達する中、制裁、悪政、汚職疑惑が経済危機をさらに深刻化させている。
政府は、各家庭に月約7ドルの支援金を支給すると発表したが、その財源や効果は依然として不透明である。政府関係者は、抗議者と「反乱者」を区別する必要があると強調する一方で、マスード・ペゼシュキアン大統領が治安部隊に対し「最大限の自制」を求めたと報じられている。
今回の抗議は、2022年にマフサ・アミニさんが拘束中に死亡した事件をきっかけに国内へと広がった抗議以来、国内最大規模の抗議デモとなっている。人権団体によれば、2022年の抗議では少なくとも550人が死亡し、2万人が拘束されたという。
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( 翻訳者:丸山 礼 )
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