ボアジチ大学、エルドアン来訪で学生立ち入り禁止に
2026年02月13日付 Cumhuriyet 紙


ボアジチ大学では、AKP(公正発展党)のエルドアン大統領の訪問に備えて厳重な警備体制が敷かれた。報道によると、ヒサルウストゥ・キャンパス周辺では身体検査が行われた。北キャンパスに到着するまでに3回も検査を受けたと語る学生もおり、北門前では少なくとも3人が拘束された。拘束の理由は、プラカードを掲げていたためとされている。

ボアジチ大学では、AKP党首兼大統領のレジェプ・タイイプ・エルドアン氏が出席した「男子寮・女子寮開館式」のため、キャンパスに警備体制が敷かれ、大学は事実上包囲されたような状態になった。

■学生の入場は許可されず

南キャンパスは学生と卒業生に対して完全に閉ざされた。

南キャンパスの授業はオンラインで行われ、一部の学生は寮から追い出されたと報じられた。
北キャンパスでは対面授業が継続されたが、キャンパス周辺とヒサルウストゥ地区では警察官の配置が目立った。

■学生からの声明

一方、ボアジチ大学の学生らは今日午後1時30分に北キャンパスで会見を開いた。

ボアジチ学生運動は声明を発表する前に、「高等教育機構(YÖK)、警察、メディア、この封鎖は破られるだろう」「いつか形成は逆転し、AKPは国民に対して責任を負う日が来るだろう」といったスローガンを連呼した。
声明文は学生のエミル・ユチュル・ブルトさんによって読み上げられた。

■持ち物と身体の検査が行われた

学生によると、入口では手荷物検査と身体検査が行われ、一部の場所では基本情報ブラウジング(GBT)も実施された。道路や歩道沿いには警察のバリケードが設置され、私服警官も多数配置された。

学生らは北キャンパスに集まり抗議活動を行ったが、機動隊がキャンパスの門に配備されている様子が見受けられた。

■逮捕者が出る

学生らは北キャンパスに到着するまでに3回身体検査を受けたと述べており、少なくとも3人が、プラカードを掲げていたことを理由に北側の門の前で逮捕されたことが判明した。

■「キャンパス内で事実上の非常事態宣言が出された」

ボアジチ大学の学生Ş.G.さんは、Cumhuriyet紙に対し、春学期が「禁止措置、クラブ活動への圧力、そして厳しい封鎖」とともに始まったと語った。

抵抗と抗議が続く中、Ş.G.さんは2月13日(金)に大統領がキャンパスを訪れるとの情報を入手したと述べ、「大統領の訪問により、南キャンパスでは事実上の非常事態宣言が発令された」と付け加えた。

Ş.G.さんは、キャンパスで雇用されている教育従事者はオンラインで勤務を続けるよう指示されており、丸1日間一時的にキャンパスから退去させられたと述べ、南キャンパスで行われる授業はすべてオンラインで行われると述べた。

Ş.G.さんは「2日間続いた停電やインターネット障害の問題により、我々の友人の中には授業に出席できなかった者もいた」と語り、教育を受ける権利が事実上侵害されていると付け加えた。

■「寮に住む学生のみ立ち入りが許可される」

Ş.G.さんは、南キャンパスへの立ち入りは寮に住む学生にのみ許可されると伝えられ、イベント開催予定のあるキャンパスにある女子寮で午前7時30分に検査が行われ、そこに住む学生は部屋から出されたと述べた。

「イベントが行われている間、寮の各フロアでは警察官がクラスメイトたちを監視していた。部屋のドアを閉めることもできなかった」と述べた。

Ş.G.さんは、金曜日の従業員リストはヒサルウストゥの管理運営部門から入手され、キャンパス周辺はバリケードで封鎖され、前夜からGBTと手荷物検査が実施されたと主張した。

また新学期開始以来、私服警官の数が増加していることに注目し、「私たちのプライベートな空間は侵害され、教育を受ける権利は日増しに奪われている」と結論付けた。

■「エルドアン大統領は、大学を構成するあらゆる要素が排除されたボアジチ大学にやってくる」

ボアジチ大学の学生であるE.V.さんは、エルドアン大統領の訪問に否定的な反応を示した。

E.V.さんは、「エルドアンは授業、学生、教員、大学を大学たらしめるすべてのものが剝奪されたボアジチ大学にやってくる」と語った。

E.V.さんは、「部屋を検査する」という口実で学生たちがキャンパス内の寮から強制的に追い出されていると述べ、「教員らはキャンパスに立ち入ることを許されていない。ヒサルウストゥ地区全体が、警察とバリケードで埋め尽くされている」と付け加えた。

E.V.さんは、「学生たちは辺りで繰り返し身体検査を受けている」と話した。
また、今回の出来事は偶然ではないと主張し、「私たち学生は、これが何を意味するのか解っている。これは長年にわたり、あらゆる大学に対して行われてきた政策の延長なのだ」と述べた。
そして最後に、「キャンパスから学生が排除され、大学内の民主的なプロセスが損なわれている。ボアジチ大学は5年間これに抵抗してきており、これからも抵抗し続けるでしょう」と語った。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:関口ひなた )
( 記事ID:61641 )