日本政府によるイーラーム州およびロレスターン州に対する無償資金協力とその詳細(2)
2026年02月04日付 Hamshahri 紙


−(続き)−

 日本大使は、2つ目のプロジェクト、すなわち≪ロレスターン州の社会的困窮者のための浄水装置の設置≫プロジェクトに関して述べた。「近年の水不足問題はこれまでに増して深刻になっており、水分野における日本とイランの協力が、必要かつ避けられないテーマとなっている。このプロジェクトの枠組みの中で、浄水装置(それらの一部には日本企業の製品が使用される予定である)はロレスターン州ポレドフタル県の村に設置される予定で、これにより、約3,300人の地域住民が安定的に、衛生的で安全な飲み水を利用出来るようになる。本日の署名式は、この場に集う我々全員が共通して抱く期待とコミットメントの象徴である」



 この式典において、アブドルマジード・ハージェビー全国飲料水供給慈善団体代表は、この慈善団体が、安全で衛生的な飲料水が不足している地域への水の供給と深刻な水不足問題の解決のために設立されたことに触れつつ、述べた。「ロレスターン州はここ数年、降雨量の著しい減少や地下水の不足、水質の低下、さらに一部の地域は給水タンカーから水を入手することが困難になっているなどの課題に、断続的に直面している。このような状況は、基本衛生を危険にさらすだけでなく、地域における人口流出の進行や貧困の拡大、社会の不安定化の要因でもある。今回の浄水装置設置プロジェクトは、持続可能で科学的な課題解決に向けた措置となる」

 ハミードレザー・ライースィー・イーラーム州技術・職業訓練総局代表も次のように述べた。「イーラーム州はイラン国内西部に位置する州の一つであり、中心部からは距離がある。また国境近くに位置することから押し付けられた戦争[イラン・イラク戦争のこと]の影響を長年にわたって受けている。これらのことから、発展を妨げられた州のひとつであり、戦争からの復興、もしくは特別なインフラ整備が必要である」

 同氏は、日本政府による支援に対して感謝の意を示しつつ、述べた。「近年、イーラーム州で豊かな油ガス田が発見されたことにより、工業と石油の州としての性格が強まった。このことは、溶接、測量、産業用配管、そして産業用電力などの、特に石油関連建設事業に必要な技術分野での技能訓練の顕著な需要拡大の要因となっている。現段階では、溶接技能訓練に特化した部門の設置が検討されている」

○技術・職業訓練機材整備プロジェクトのための資金供与:12万8,404ユーロ
 被供与団体:イーラーム州技術・職業訓練総局

○ロレスターン州(ポレドフタル県の村)の社会的困窮者に向けた浄水装置整備プロジェクトのための資金供与:6万5,802ユーロ
 被供与団体:全国飲料水供給慈善団体

−(了)−

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:KY )
( 記事ID:61695 )