ガザ支援船のトルコ人を含む活動家に対するイスラエルの拷問、SNSで公開
2026年05月20日付 Milliyet 紙
イスラエルが、国際水域において攻撃を行いながら違法な形で引き留めたスムード船団に乗船していた活動家に対して、治安機関がアシュドッド港で虐待を行った時の映像が公開された。ジェノサイドの支援者であるベン・グヴィル大臣は国旗を振りながら、侮辱を浴びせた。以下が詳細である。
ガザへの支援を届け、封鎖を突破するために出発したが、国際水域において、違法な形で引き留められながらアシュドッド港に連れてこられたグローバル・スムード船団の活動家たちの映像をイスラエルのジャーナリストが共有した。
■後ろ手に手錠をかけられた
港で多くの活動家たちがイスラエル国旗が掲げられたテントの中で、手を縛られ、うつ伏せの姿勢で地面にしゃがまされているのが確認された。
顔にマスクをつけた多くのイスラエルの警官がいる地域で、いくつかの活動家が後ろ手に手錠をかけられた形で、異なる場所に送られていることが注目された。
■ヘブライ語の歌を聞かされた
虐待に注目が集まる映像では、活動家たちはスピーカーからヘブライ語の曲を聞かされたことが知らされた。
■侮辱を浴びせた
加えて、イスラエルの極右政治家でジェノサイドを擁護する発言で注目される国家安全保障省のイタマル・ベン・グヴィル大臣がイスラエル国旗を手にしながら、活動家に嫌がらせをし、罵声を浴びせていることが見受けられた。
映像では、ベン・グヴィル大臣が移動する間に一人の女性活動家が「自由なパレスチナ」と叫ぶ様子が映し出されており、イスラエル警察が女性に強硬に介入し、地面に押さえつけた様子もカメラに写っていた。その際、極右のベン・グヴィル大臣の「こうやるべきだ」との声が聞こえた。
活動家がいる場所で、ベン・グヴィル大臣はイスラエル国旗を振りながら、「イスラエル万歳、ようこそ」と述べながら、彼らを挑発していたことも見受けられた。
■トルコ外務省:我々は非難する
外務省は、イスラエルのベン・グヴィル大臣が引き留めた、グローバル・スムード船団の参加者たちへの厳しい対応について、書面での声明を出した。
声明では、拘束されたトルコ国民およびその他の船団参加者が直ちに、かつ無事に解放されるよう、関係各国と連携してあらゆる措置を講じていることが明らかにされた。
最短期間で結果を得るために、努力を決意を持って継続していることを強調する声明では、以下のように述べられた。
「イスラエルによって、違法な形で国際水域において介入されたグローバル・スムード船団の参加者に対し、イスラエルのある大臣が言葉と物理的な虐待を行ったことを非難する。イスラエルがガザで行っているジェノサイドの首謀者の一人でもあるこの大臣は、ネタニヤフ政権の暴力的で野蛮な思考を、世界に向けて改めて露呈させた。」
■428人が参加
44カ国428人から成り、全50隻で構成された船団に対し、5月18日、ガザに向けて国際水域を航行中にイスラエル軍は新たな攻撃を行い、活動家たちは違法な形で拘束された。船団には78名ものトルコ人がいた。拘束された活動家たちは、イスラエル南部にあるアシュドッド港に送致された。
■イタリアから、重要な動き
イタリアのメローニ首相は、イスラエルによる活動家への苛烈な扱いについて、謝罪を要求し、説明のため、イスラエル大使を呼び出すことを明らかにした。
■メローニ首相による、ベン・グヴィル大臣への反発:今すぐに謝罪を
加えて、メローニ首相はXのアカウントでベン・グヴィル大臣の映像に関連し、以下のように投稿した。
イスラエルのベン・グヴィル大臣の映像は受け入れられない。多くのイタリア国民がいるこのデモ隊が人間の尊厳を犯す扱いを受けることを容認できない。
イタリア政府は、この事件に対し、イタリア国民が直ちに解放されることを保証するため、最高機関のレベルで必要なあらゆる対策をすぐに行っている。
加えて、イタリアはこのデモ隊参加者に行われた扱いと、イタリア政府の公開要求に示された、完全なる不敬さのため、直ちに謝罪を要求している。
このため、外務・国際協力省は、イスラエル大使を直ちに召喚し、事態に関し、公式の説明を要求している。
(中略)
■なにが起こったのか?
ベン・グヴィル大臣は、以前も捕えられた活動家たちが拘束された場所に来て、「こいつらは、ガザに、テロリストを支援しに来た。こいつらはテロリストだ。」と述べた。(活動家らは)自分たちのことを「テロリスト」と呼ぶイスラエルの極右派であるイタマル・ベン・グヴィル国家安全保障大臣に対し、「自由なパレスチナ」というスローガンで応酬した。
その後、イスラエル軍が、違法に捕えた船団の船のうちの一つに入ったベン・グヴィル大臣は、船団が支援物資を運んでいないことを述べた。
ガザ地区に対するイスラエルの封鎖を突破し、人道支援物資を届けることを目的とした「グローバル・スムード船団・2026春のミッション」は、4月29日夜、クレタ島沖のギリシャ領海から数海里離れた海域で、イスラエル軍による違法な介入を受けた。
ガザから600海里離れた公海上で、イスラエル軍は攻撃を行い、177人の活動家を拘束し、虐待した。
イスラエル軍は5月18日、44カ国から428人の活動家が乗船する、合計50隻の船団が国際水域をガザに向けて航行中だった際、新たな攻撃を仕掛け、活動家たちを違法に拘束した。この船団には78人のトルコ人参加者が含まれていた。
イスラエル軍は、2025年8月にも、44カ国以上、500人の活動家を乗せた40隻以上の船でガザに向かっていたグローバル・スムード船団に対し、同様の攻撃を行っていた。
この記事の原文はこちら
( 翻訳者:伊藤颯汰 )
( 記事ID:62130 )