シリア:犠牲祭用家畜の購入者のほとんどが在外居住者となったハマーの肉市場
2026年05月24日付 al-Watan 紙
■ハマーの犠牲祭用家畜、購入者の多くは在外居住者…赤身肉の高騰で市民の購入は限定的、鶏ひき肉で祝祭に備える
【ハマー:本紙】
今年の犠牲祭で「犠牲祭用家畜」は、赤身肉価格が明らかに上昇するなか、経済的余裕のある限られた市民だけが関心を向けるものとなっている。多くの市民は、法外な物価高によって今年の祝祭では赤身肉を買えなくなったと述べ、そのため、はるかに安価な鶏ひき肉を購入して祝祭に備えざるを得なくなったと話した。
一方ハマーの「羊市場」の複数の商人は本紙に対し、現在の市場は犠牲祭用家畜のための市場になっているものの、売買の動きは例年とは異なり「中程度」にとどまっていると説明した。購入者は、裕福な客や、家族・親族と犠牲祭休暇を過ごすため湾岸諸国から帰省した人々、あるいは在外の息子からドル建ての海外送金を受け取り、誓願を果たすため、または病人の快復を願って、犠牲祭用家畜を購入して貧しい人々に配る人々に限られているという。
商人らによると、日曜日には、毛のある大型の生体羊は1キロ当たり9万~9万5,000シリア・ポンドで売られた。毛を刈った小型の羊は1キロ当たり7万~8万5,000シリア・ポンド、重さ40キロ前後の「ピンク色の羊」は1キロ当たり約8万旧シリア・ポンド、「ファティーマ」は1キロ当たり7万5,000旧シリア・ポンドだった。犠牲祭用家畜の価格は重量に応じて400万~700万シリア・ポンドに達しており、昨年は最も良い犠牲祭用家畜でも約300万シリア・ポンドだったという。
複数の商人は、この異常な価格高騰の原因を輸出に求めた。その「大半は密輸」であり、トルコ、イラク、レバノン、クウェート、リビア、アルジェリアへ向かっているという。商人らは、そのなかで危険な現象が起きているとも指摘した。従来、輸出が禁止されていた雌の「ファターイム」まで輸出されているというのである。商人らは、国内の畜産資源を守るため、その輸出禁止を厳格に実施するよう求めた。
食肉店の店主らは、赤身肉の価格はこの時期、非常に高く、売買の動きも弱いと説明した。販売は1キロ未満の小口に限られているという。以前は「シャッカ」、すなわち羊半頭、あるいは羊1頭を丸ごと売り、客の希望に応じて切り分けていたと、店主の一部は話した。彼らもまた、輸出が物価高の拡大を招いていると指摘し、脂身付き肉の1ウーキーヤは現在約3万5,000シリア・ポンド、赤身肉は約4万シリア・ポンドで売られていると述べた。
一方、ハマーの消費者保護局は本紙に対し、犠牲祭を前に食肉の販売・調理店への集中的な監視巡回を行った結果、あるレストランで消費用に準備されていた腐敗肉約200キロを押収したと明らかにした。
ただちに違反者に対して必要な供給違反調書が作成され、押収された肉は市民の安全と健康を守るため、正規の手続きに従って廃棄され、廃棄物処分場へ搬送された。
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( 翻訳者:国際メディア情報センター )
( 記事ID:62156 )