イスラエルによる民族浄化の1000日、その大きな傷
2026年07月03日付 Hurriyet 紙
イスラエルが10月7日以降にガザで始めた民族浄化は、開始から1000日が経過した。停戦合意後も攻撃は止まず、ガザ地区での飢餓が国連の報告書により公式に記録され、死者数は7万3,000人を超え、2万1,500人を超える子どもが殺害され、家屋の92%が破壊された。被害は800億ドルに及ぶ。
パレスチナの抵抗組織ハマスが行った10月7日の「アクサの洪水」事件を受け、イスラエルがガザ地区一帯に開始した大規模な爆撃を伴う軍事作戦は昨日(訳注: 7月2日)で1000日を迎えた。
イスラエルによる民族浄化にさらされているガザ地区一帯では、240万人を超えるパレスチナ人が攻撃により直接的な影響を受けている。2023年10月から現在までで病院に搬送された遺体の合計数は、7万3,066体に及ぶ。9,500人は依然瓦礫の下にいるか、行方不明のままである。イスラエルの攻撃による死者の55%は、子どもと女性、老人であった。
ガザ地区での停戦が始まった2025年10月10日から現在までイスラエルの攻撃で1,053人が命を落とし、3,406人が負傷した。地区のインフラ設備、教育、医療など15項目のライフラインで発生した直接的な被害額は、合計で800億ドルに及んだことが判明した。イスラエルによる民族浄化の被害は甚大である。
■子どもたちが標的にされた
イスラエルの攻撃で亡くなった子どもは、2万1,500人を超える一方、この内1,022人は1歳未満の乳児であり、520人の乳児は、この民族浄化が始まってから生まれ、亡くなったと記録されている。ガザ地区では1万2,500人を超える女性がイスラエルの攻撃で命を落とした。多くの人が命を落としたことにより、ガザ地区では2万6,370人の女性が寡婦となり、5万8,800人の子どもが片親を亡くすか、孤児となった。飢餓と栄養失調により164人の子どもを含む460人が亡くなった。
■イスラエルは飢餓を武器にした
国連が支持する「総合的食料安全保障レベル分類」(IPC)の報告書によると、ガザ地区では食糧の不足が確認され、イスラエルの攻撃と封鎖により発生した食糧不足と飢餓を理由に500人を超えるパレスチナ人が亡くなった。現在、停戦状態であるにもかかわらず、生活物資を奪われたパレスチナ人は、粗末なテントや過密状態の中で、衛生用品が不足する中で、感染症が蔓延する学校の建物の中で、命をつなごうとしている。
イスラエルの攻撃の結果、ガザ地区では26万8,000戸の家屋が全壊し、15万3,000戸の家屋が部分的に破壊され、居住できない状態になっている。ガザ地区での攻撃で、2万1,500人を超える子どもが亡くなっている。6月に国連が発表した報告書では、イスラエルが子どもと認識しながら標的にしていることが提起された。
■地区全体が完全に破壊された
ガザ地区の家屋の92%が倒壊または大きなダメージを受けている。公式データによると、26万8,000戸が全壊し、15万3,000戸が部分的に破壊され、居住できない状態になっている。未来の世代を標的にした攻撃では、ガザ地区の教育インフラが甚大な被害を受けている。地区の学校の95%が爆撃を受け、合計668の学校が直接標的にされた。この内、165の学校、大学、教育施設が全壊した。392の学校は部分的に破壊され、大きなダメージを受けている。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に所属する学校もこの中に含まれている。ガザ地区へのイスラエルによる攻撃のため、初中等教育期のおよそ62万人と大学教育期の9万人の学生が教育を受ける権利を奪われている。
■医療施設にも被害
イスラエル軍が標的を確認することなく行った攻撃で、医療施設も甚大な被害を受けた。医療システムを標的にした788回の攻撃により、38の病院と96の医療センターが全壊または一部損壊し放棄されている。197台の救急車は直接攻撃を受け、民間防衛に関連する16の施設は全壊し、捜索・救助と消防の車両は84台が使用できない状態になった。攻撃で935のモスクと3つのキリスト教少数派の教会も直接標的となった。
■民族浄化について裁かれている
南アフリカ共和国は、2023年12月29日に、1948年の国連「集団殺害罪の防止および処罰に関する条約(ジェノサイド条約)」に違反したとしてイスラエルに対し国際司法裁判所で訴訟を起こした。国際司法裁判所は、2024年1月26日、3月28日、5月24日に3つの異なる予防措置の決定を下した。これらの決定では、イスラエル軍による民族浄化の行動を阻む予防策が緊急性をもって実行されることが求められている。トルコやスペイン、オランダ、アイルランド、コロンビア、メキシコ、チリ、ボリビア、キューバ、ベリーズ、ブラジル、コモロ、ナミビアが訴訟に加わった。最終判決は数年以内に出るとみられる。国際刑事裁判所は2024年11月21日に、ガザ地区で行われた戦争犯罪と人道に対する罪によりイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とヨアフ・ギャラント前国防相について拘束命令を出している。
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( 翻訳者:丸山 礼 )
( 記事ID:62391 )