立法王(カーヌーニー)を揶揄ったコメディアンの裁判延期へ
2026年07月06日付 Cumhuriyet 紙


コメディアンのトゥバ・ウル氏は、[オスマン帝王君主]立法王スルタン・スレイマンについて行った揶揄が原因で本日出廷した。検察は「復讐心と敵愾心への扇動」罪を求刑したが、裁判は7月14日に延期された。

舞台で立法王スルタン・スレイマンを冗談のネタにしたことについて捜査が始まり、その後「復讐心と敵愾心への扇動」罪で起訴されたコメディアンのトゥバ・ウル氏は、2回目の裁判に出廷した。

審理はイスタンブル第13第一審刑事裁判所で開かれた。コメディアンのトゥバ・ウル氏の陳述は次のとおり。

「私は、前回の審理の際の発言を繰り返す。その説明に加えて、私は一人のコメディアンとしてトルコ全土で舞台を行い、人々と触れ合ってきた。私が行った冗談と諧謔では、だれも見下しておらず、誰かの価値を貶める意図はなかった。無罪を要求する。」

「メディアと法律活動協会」の発表によると、ウル氏の弁護士は、表現の自由を侵害する可能性があると注意を引き、ウル氏の表現に罪の意識はなかったと述べて無罪を請求した。

検察は、諸法と欧州人権条約によると表現の自由には境界にあり、トゥバ・ウル氏が舞台で使用した「セックスフレンド」と「女性は婚姻を強いた」という言葉が、女性の性質を考えることなく、女性の体を通して性的な性質を帯びた侮辱を含み、このことが公序良俗に反する性質に当たると述べて被告を処罰するよう請求した。

ウル氏と弁護士は、検察側の説明に抗弁するための期間を要求した。裁判官は、抗弁のための期間を与えるため、審理を7月14日11時に延期した。

■何があった

イスタンブル共和国主席検察局は、コメディアンのトゥバ・ウル氏について舞台で立法王スルタン・スレイマンに関して行った「セックスフレンドと結婚した。」という形のネタが原因で「歴史的国民的精神的価値への侮辱」罪で捜査を始めた。

主席検察局は逮捕決定に際し次のように発表した。「SNSで全ての人にオープンな形で流布する動画において公然と猥褻な言葉を広め、この言葉を用いて歴史的国民的精神的価値を侮辱したと特定されたT.U(トゥバ・ウルのこと)という名前の人物は、イスタンブル共和国主席検察局によって行われた捜査の結果、指示に従ってイスタンブル警察によって逮捕された。」

コメディアンのトゥバ・ウル氏は、4月9日に逮捕され警察での供述に次いで、検察に送致された。ウル氏は、その後釈放された。

■3年までの禁錮求刑

その後、イスタンブル共和国主席検察局の決定によってウル氏のXのアカウントとYouTubeのチャンネルが「国民の安全と公的秩序」を理由にトルコからのアクセスは遮断された。

未勾留起訴と決定されたウル氏について、起訴状が作成された。検察は、ウル氏について「復讐心と敵愾心の扇動」罪を犯したと主張し、3年までの禁錮刑を請求していた。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:62406 )