アンカラの民営化鉱山で崩落事故、1名死亡怪我人多数
2026年08月22日付 Cumhuriyet 紙


アンカラ県ナッルハン郡にあるチャユルハン火力発電・鉱山社の採掘場で崩落事故が発生した。第一報によれば作業員1名が死亡、多くの作業員が負傷したと明かされた。

アンカラ県ナッルハン郡の採掘場で発生した崩落事故で作業員1名が死亡、19名が負傷した。
ナッルハン郡にあるチャユルハン炭鉱にある採掘場で18時頃崩落事故が発生した。崩落に巻き込まれたE.K.さんが死亡した状態で発見された。知らせを受け事故現場に多くの医療チームが派遣された。

アンカラ県のヤクプ・ジャンボラト知事はベイパザルで発生した鉱山事故で1名が死亡、19名が負傷しうち4名は重体であると発表した。
けがを負った作業員たちは救急車でベイパザル国立病院に搬送された。
事故について調査が開始された。

■けが人4人が重体

けが人のうち11人をベイパザル国立病院に搬送された一方で、アンカラ県のヤクプ・ジャンボラト知事が訪問し病院の前で発表を行った。同知事は4名が重体であると伝えた。
同知事は発表で「夕方18時頃に石炭ブロックが落下した結果、その空圧で事故が発生した。残念ながら事故で市民が犠牲となった。彼はいまだに坑道の中にいる。検事が専門家とともに入り、同胞の遺体を運び出す予定だ。事故に計20人が巻き込まれた。あるものは負傷し、あるものは内部での発煙、ガス、石炭の影響や圧力の影響を受けた。彼らのうち4名が重体だ。2名はビルケント市立病院に搬送され、2名はエトリキ市立病院に搬送された。彼らは送り届けられる予定だ。他のけが人の状態はおおむね良好だ。」と述べた。
同知事は事故を様々な方向から調査すると述べ、「彼らが回復するよう祈る。亡くなった市民と御遺族にはお悔やみ申し上げる。この事故はあらゆる面から司法、行政として調査を行う。原因は何か、過誤によるものかどうか、なぜ事態が起きたのか、これらを専門家が調査し、司法と行政の調査の結果に基づいて決定が下される。皆さんには安心していただきたい。この事態は全方面から徹底的に調査される。過ちを起こさせる何かがあったなら、必要な措置を講じる。すべての市民にお見舞いを申し上げる。願わくば事故から守られんことを、さらなる大事故が防がれんことを。こういった労働災害に対する対策、安全対策は常に確実に実施しなければならない。大いにお見舞いを申し上げる。」と述べた。

■アンカラ県庁からの第一報

崩落後、アンカラ県庁が発表を行った。事故に20名が巻き込まれたと報じられた。
「アンカラ県ベイパザル郡フルカテペ街区における、21日18時ごろのチャユルハンエネルギー事業現場での初期調査によれば、作業現場の背後で落盤が発生し圧力の変動が起きたことで崩落事故が発生した。
事故現場には軍警察、警察、消防、災害緊急事態対策局、国家医療救助チーム、医療チームが派遣され、救急車15台のチームが従事しけが人を病院まで搬送した。事故には市民計20名が巻き込まれ、1名の鉱山作業員が命を落とした。けが人は病院で治療を受けた。
事故が発生した原因について、当局が必要な調査と捜査を開始し、活動は注意深く続けられる。」

■エルドアン大統領の署名により民営化された

崩落はチャユルハン火力発電・鉱山社で発生した。チャユルハン火力発電所と採掘場は2024年11月に民営化が決定されたことで話題となっていた。決定に反対した約500人の鉱山作業員たちが2024年11月20日に鉱山に立てこもり抗議活動を開始した。
作業員たちは民営化したのちには獲得してきた権利と雇用の安定性を失うリスクに直面すると述べていた。トルコ鉱業労働組合も入札仕様において、作業者たちが得てきた権利について十分に保証されていないと主張していた。
作業員たちの抗議活動は数か月続いた一方で、チャユルハン火力発電所と採掘場の民営化についての入札は2025年3月7日に決着した。

■1640億リラ相当の資産が200億リラで譲渡される

チャユルハン火力発電所、チャユルハン褐炭鉱山、発電所に付随する不動産と複数の採掘権をもつ現場の運営権は200億リラ規模で最高額で入札したアクチャダー建設・エネルギー・鉱山社に譲渡された。
レジェプ・タイイプ・エルドアン大統領の署名によって民営化プロセスは2025年5月に完了した。

■作業員500名が地下で抗議活動し、組合は警告していた!

民営化の決定後、数百名もの作業員が雇用の安定と権利を守るために地下で抗議活動を行っていた。
トルコ鉱業労働組合は民営化が作業員の職を奪い、労働条件を悪化させるリスクを伴うとの警告を行っていた。

■民営化後2度目の重大事故

民営化後間もない2025年4月に発生した事故では作業員14名が負傷、うち1名は脳出血を起こし病院へ搬送された。


■「民営化された鉱山では日々鉱山作業員たちが労働災害によって死亡している」

チャユルハン鉱山での崩落で作業員1名が死亡したことを受け、独立鉱山労働組合は民営化された鉱山での労働安全の状況に反対を示した。同組合は「地下で殺害されることは運命ではない。我々はこのように定められた人生を受け入れない。」と述べた。
声明は以下の通り。
「本日21日我々は、アンカラで抗議していたものの民営化されたチャユルハン鉱山で、1名の鉱山作業員の同胞を崩落事故で失った。心よりお悔やみ申し上げる。
我々の抗議の主たる要望の1つはユルドゥズラルSSSホールディングの公営化である。民間企業に譲渡され、民営化した鉱山では日々鉱山作業員たちが労働災害によって死亡しており、亡くなった後に『運命だ』と言われている。
地下で殺害されることは運命ではない。我々はこのように定められた人生を受け入れない。会社のオーナーやCEOと同じように我々も生きていたい。このためならどれほど闘争が必要になったとしても我々は戦っていく。
亡くなった同胞の御遺族には心からのお悔やみを申し上げ、負傷した兄弟たちには一刻も早い回復をお祈りする。」

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( 翻訳者:伊藤梓子 )
( 記事ID:62706 )