ドーピングの重量挙げ選手9人に2年間の出場停止、選手団に40万ドルの罰金 ハムシャフリー紙
2006年10月03日付 Hamshahri 紙
10月3日付ハムシャフリー紙スポーツ面
【スポーツ部】国際重量挙げ連盟(IWF)の実行委員会は、ドミニカ共和国で開催された世界選手権での一連の事件を受けて会議を開き、イラン選手団に対し400,000ドルの罰金を課すことを決定した。
この処分は、イラン代表選手の9人がドーピング検査で陽性反応を示した結果、言い渡されたもので、重量挙げ連盟は、もしこの支払いが為されない場合は我が国の正式試合への出場を2年間停止するとしている。
同委員会は同様に、イラン選手団監督でブルガリア人のヨルダン・ゲオルゲ・イワノフ氏にも過失があるとし、彼のスポーツに関わる諸々の活動を禁止した。ドーピング検査で陽性と発表された選手9人についても、2年間の活動禁止が言い渡された。
アジア大会が目前に控えている今、イラン体育庁がこの多額の罰金の重荷を背負うべきであるか、否か。その一方で、上の9人の選手が出場停止の状態で、イランの重量挙げが、如何にしてアジアの並みいる強豪の中で、イランオリンピック委員会や体育庁のメダル獲得への望みを実現出来るのか、という点も忘れてはならない。
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翻訳者:中西 悠喜
記事ID:3640