イラン、国連安保理の制裁決議に反発(アル・ナハール紙)
2006年12月25日付 Al-Nahar 紙
■ テヘラン、国連決議に対してウラン濃縮継続をもって挑戦 査察団の活動停止に向けて立法措置を開始
2006年12月25日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
【AFP、ロイター、MENA、UPI】
イランのマフムード・アフマディーネジャード大統領は、イランがウラン濃縮作業をやめることを拒否したためイランに制裁を課すことをうたった国連安保理決議第1737号を激しく非難し、同決議を「引き裂かれた紙切れ」と描写した。また、同決議を支持した者たちはすぐにこの「表面的な振る舞い」を後悔するだろうと強調し、「皆さんが望もうと拒もうとイランは核保有国である。核保有国イランと共存することが皆さんの利益である」と述べた。
安保理決議に対する挑戦的な措置としてテヘランは昨日日曜日からナタンズの核施設において遠心分離器3000基の設置を開始すると発表している。
テヘランと国際原子力機関(IAEA)の間で対立の兆候が顕在化し始めている。イスラーム諮問評議会[イラン国会]は査察団の活動の制限によってIAEAとの協力を見直すことを政府に求める法案の速やかな採決に同意した。2003年以来IAEAとの協力関係がつまずいているのは周知の事実である。
(後略)
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翻訳者:望月美奈
記事ID:4249