国会議員ら、サッカー関係者の解任を求める シャルグ紙
2006年06月19日付 Sharq 紙
2006年6月19日付シャルグ紙5面
【シャルグ】昨日の国会公開本会議で、数名の国会議員らがサッカー・ワールドカップでのイラン代表チームの不甲斐ない結果に関して、大統領に対し文書にて勧告を行った。
タフト及びメイボド選出のセイエド・ジャラール・ヤフヤーザーデ議員、シャフレ・コルド選出のモルタザー・タマッドン議員、マラーイェル選出のハサン・ザマーニー議員、タブリーズ選出のモハンマド・レザー・ミール=タージョッディーン議員、そしてグーチャーン選出のアッバース=アリー・ロスタミー議員らは、無能で、誤った考えに固執し、専門家の建設的意見に耳を傾けず、世論を無視し、国民の感情とプライドを傷つけたとして、ヘッドコーチ及びイラン・サッカー協会責任者らの即時解任を命ずる大統領令を発出するよう、大統領に求めた。
西エスラーム・アーバード選出のヘシュマトッラー・ファラーハト=ピーシェ議員もまた大統領に対し、イラン・サッカー代表チームがなぜこのような不甲斐ない結果しか得られなかったのかの原因究明と、今後のチーム作りへ向けた一貫した計画策定を命ずる大統領令を発出するよう、勧告した。
また、シャフレ・コルド選出のモルタザー・タマッドン議員はサッカー代表チームのヘッドコーチ及び体育庁の責任者らの仕事ぶりを厳しく批判し、「残念ながら、イラン・サッカー代表チームは、ワールドカップ出場全32チームの中で、もっとも弱い」と述べた。
同議員は日曜日に開かれた国会公開本会議の傍らでIRNA(イラン国営通信)とのインタビューに答え、「われわれは代表チームのドイツ派遣の数ヶ月も前から、このチームは弱い、負けるのは目に見えていると指摘してきた」と付け加え、さらに次のように述べた。「ワールドカップが始まる前から、われわれはサッカー協会の会長がこんな人物ではだめだ、チームの構成もヘッドコーチも良くない、こんなのでは望ましい結果など得られようがない、と言ってきたのだ」。
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翻訳者:斎藤正道
記事ID:2760