コラム:ならず者たちの一斉摘発、継続を

2007年05月19日付 Iran 紙
【モフセン・ジャンダギー】社会的安全向上計画の一部であるならず者対策が、暴行事件や社会不安、迷惑行為の数が近年顕著な形で増加している中、はじまった。

 一部の都市地域では、ならず者どもが多くの子分たちとともに跋扈しており、人々が司法当局に訴えを起こすことに対してさえ恐怖を覚えるような状況が生まれていた。実際、多くの市民はときに、自身の生命と名誉を失うことを恐れるあまり、彼らの金銭の要求に応じ、沈黙することもあったのである。

 ならず者対策緊急計画は、このような状況を打開し、社会における治安を確保するために行われたものであり、人々からこれまでないほどの歓迎を受けている。

 ならず者どもが逮捕された際の人々の歓迎ぶりや、計画を遂行した治安維持軍に対する賞賛の声には、さまざまなメッセージが込められている。すべての人々がならず者対策に賛同していることに疑問の余地はない。しかし、この計画の継続が保証されるときにはじめて、同計画が成功であったとみなすことができるのだ。

 仮にならず者対策が一時的なものであるならば、間違いなく、得られた安全も限られた一定期間にしか持続せず、これらのならず者どもが釈放された後、この安全は失われてしまうことになるであろう。

 ならず者対策が継続されることで、社会的安全が保証されうるのであり、この方策の継続によって現状への市民の満足は間違いなく高まるであろう。


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翻訳者:中根敦
記事ID:10939