■スザンヌ・ムバーラク大統領夫人:「オリンピック聖火は挑戦の意思のシンボル」
2007年07月04日付アハラーム紙(エジプト)HP1面
オリンピック組織委員会名誉会長でもあるスザンヌ・ムバーラク大統領夫人は一昨日、ピラミッド地区の丘で行われた2007年上海での第12回夏季オリンピック大会のための聖火のバトンを引き継つぐ式典に立ち会った。
大統領夫人は、「この聖火は高潔な目標に一丸となって挑戦し、公平や平等、真実、平和といった価値観を広めるために我々の努力やエネルギーを注ごうという世界に向けたメッセージ」だと強調した。
また夫人は、「この聖火は意思のシンボルであるといえます。なぜなら聖火を運ぶこれらの人々は挑戦の道を自らに選び、能力や固い決意と意志によって勝利や栄冠、自己実現といった夢を実現することができことを証明しているからです。また聖火は平和のシンボルでもあります。なぜなら困難に挑戦し、意思の力によって人生に勝利をおさめた、国民の中でも特に優れた人々を応援するという高邁で高潔な目的にむけて我々を一つにまとめてくれるものだからです」と語った。
聖火リレーはギリシヤからスタートし、アレキサンドリア、アズハル公園、ピラミッドの麓の順にまわり、その後ロンドンに向かい、10月には中国の上海に向かうことになる。
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翻訳者:小林洋子
記事ID:11317