イラクがアジア杯を制覇
2007年07月29日付 al-Sabah al-Jadid 紙
■ テロに屈することなく、イラクがアジア杯を手中に
2007年07月29日付サバーフジャディード紙(イラク)HP1面
イラクチームがサッカーで奇跡を起こし、われわれと数百万の人々との期待にこたえ、アジア杯を勝ち取った。
昨日の土曜夜にインドネシアで開催されたアジア杯の決勝戦で、イラクはチーム至上最高の試合をし、後半でユーヌス・マフムードがあげた一点によってサウジアラビアに勝利した。
試合ではイラクが終始ボールを支配し、連係を失ったサウジアラビアはイラク代表チームのブラジル人監督、ビエイラの頭脳的な作戦についてこられず、またわれわれの選手達の卓越した個人技にも対応できなかった。イラクの選手たちは全員輝きをみせ、生涯のベストマッチを行った。イラクチームのよくまとまった3つのラインは見事に連動し、ヌール、ハイダル、アリー・ラヒーマ、バースィム、ジャースィム、マフディー、ハワール、ナシュアト、カラール、クサイイ、ムナージド、アフマド・アッバースの「メソポタミアの獅子たち」は前後半を通じて輝きを見せ、「ボール殺し」のユーヌスが理想的なヘディングで勝利とアジア杯のバグダードへの帰還に向けた最後の仕上げをほどこして、イラクとアラブ全土でテレビの前に釘付けになっていた数百万人の溜飲を下げたのだ。
統一イラクの勝利、おめでとう! 命運を決する試合においてその真価をみせつけたわれわれの選手たちに全ての愛を! われらが国民たちよ、おめでとう! この勝利が統一と人生の敵対者たち、人でなしや闇に巣食う連中への挑戦の証明となりますように。なんと素晴らしい選手たち! 彼らは自由イラクの名のもとに優勝杯を掲げ、しっかりと辛抱強く、光り輝き力強くあらんと我らが願う未来に向けて歩みを進めるのだ。
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翻訳者:山本薫
記事ID:11517