ケルマーンシャー州の山林が今年4度目の火災
2007年09月20日付 E'temad-e Melli 紙
【シャフラーム・ゴリープール】今年に入って連続4度目の恐ろしい火事が〔ケルマーンシャー州〕ギーラーネ・ガルブ地方の牧草地と栗林を消滅の淵に引きずり込んだ。この火事は先週水曜、栗、カエデ、さんざし、野生のいちじくなどが生い茂る希少な林の広域で起こり、バラーレの山々では少なくとも30ヘクタール、ガラージェでは20ヘクタール以上(特にゴッレ・キャチャルの高地)が被害を受けた。
この火事は、《キャルホル》族の夏営地の一部であるこの地域の手付かずの生態系に取り返しのつかない損害を与えた。この火事は樹木の消滅に加え、この夏営地の牧草地をも消滅させ、数年後には家畜用の草が再生してほしいという土着の家畜所有者たちの願いを絶望に変えてしまった。
この地域は家畜の放牧地であり、しゃこ、灰色しゃこ、豹、山猫、ヒグマ、グリズリー(灰色熊)、黒熊、狼、ハイエナ、狐、猪、それから大きくて珍しいトカゲ、まむし、ワニといった爬虫類など独特の、中には希少な生物の群棲地であることから、生息環境の点で高い価値を有する。また、この地域は気候が良いため、保養地として推奨されている。
(後略)
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翻訳者:渡井さぎり
記事ID:11976