ヒズブッラー軍事指導者、ダマスカスで暗殺

2008年02月13日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ ベイルート南部郊外とレバノン南部で服喪
■ シリア、「卑怯なテロ行為」と非難
■ ヒズブッラー、ダマスカスでのムグニーヤ氏暗殺についてイスラエルを非難
■ 今日の午後に葬儀、多数派勢力のデモとの接触に懸念

2008年02月13日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP

【ベイルート:本紙サアド・イリヤース記者】

 レバノンのヒズブッラーは昨日水曜日、党の有力な指導者でありアメリカとイスラエルの指名手配者リストにおける最重要人物の1人であったイマード・ムグニーヤ氏がダマスカスで一昨日、爆弾の仕掛けられた自動車の爆発により死亡したと発表した。

 ヒズブッラーは昨日の声明において「巡礼者イマード・ムグニーヤはイスラエル人とシオニストの手によって殉教した」と発表し、「全幅の誇りとをもって我々は、レバノンのイスラーム抵抗運動の偉大な指導者の1人が殉教者の列に加わったことを発表する」「愛する殉教者たちに対面することを強く願って、巡礼者ラドワーンこと同志イマード・ムグニーヤは、イスラエル人とシオニストの手によって殉教し、聖戦と数々の犠牲と偉業に満ちた人生を終えた」と述べた。また声明は、「我々は偉大な殉職者に敬意を表し、汚れなき彼の魂に誓って、我々は完全な勝利が実現するまで、彼の歩んだ聖戦の道を受け継でいくと約束する」「また我々は、彼の名誉ある家族と、同胞である聖戦士たち、抵抗の戦士たち全てに対して、彼がこの神聖で崇高な勲章を獲得したことを祝福し、最愛の故人が失われた悲しみを癒す慰めとしたい」と述べた。

 シリアの「サナ」通信社によるとシリア当局は、火曜日の夜にレバノンのヒズブッラーの名高い軍事指導者の生命を奪った卑怯なテロ行為を非難した。

(後略)


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翻訳者:桑山沙央里
記事ID:13296