【ISNA】昨日ジャースクのマグサー地区の海岸〔イラン南部ホルモズガーン州〕で5頭のイルカの死体が発見され、これでイルカの大量死は3度目となった。この事件の原因はいまだに不明である。
このことに関し、ジャースク環境局のソフラーブ・ポシュターレ局長代行は、今回の報道を認めた上で、「昨日発見されたイルカの死亡原因は現在調査段階である。死亡した4頭のイルカは普通の種で、1頭だけがネズミイルカという種類である」と語った。
この地区でのイルカの死体発見は今回で三度目である。これより前、今年のメフル月2日〔2007年9月26日〕にはジャースク港のキャリーラク村とスィヤーヒー村の境界地帯に13kmにわたって
79頭のイルカの死体が発見され、さらにアーバーン月2日〔2007年10月24日〕にも「クーフ・モバーラク」海岸で
73頭のイルカの死体が見つかっており、打ち上げられたイルカの死体は計152頭にも上っている。
海外の専門家によると、最初のイルカ大量死は基本的に
漁業関連の活動が原因であるとされているが、二度目の大量死については、この地域の地形が影響を及ぼしたなど諸説があり、はっきりとした原因はいまだ不明とのことである。