レバノンでの混乱収拾を目指しドーハで対話会議始まる

2008年05月17日付 Al-Ahram 紙
■ 国民和解会議、ドーハで始まる
■ ジュンブラートは譲歩を呼びかけ

2008年05月17日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【ベイルート:マーヒル・ムカッラド、ニューヨーク:ターリク・ファトゥヒー、
ダマスカス:アイマン・アル=マフディー】

 対話の新会合を始めるべく、アラブ諸国の閣僚代表団がカタールの首都ドーハに到着した。この会議にはアラブ諸国8カ国の外相が参加し、ヒズブッラーからは党の議会内会派トップを務めるムハンマド・ラアド氏が代表として名を連ねているが、ハサン・ナスラッラー氏は安全上の理由で欠席する。

 アラブ連盟のアムル・ムーサー事務局長は「数時間のうちにドーハで対話がスタートする」「アラブ委員会全体が対話の場となる」と語り、組閣をめぐる諸問題はレバノン大統領の選出協議次第だと強調した。

 一方、レバノンのドルーズ派指導者であるワリード・ジュンブラート氏は、対立する諸グループにレバノン危機を解決するために譲歩を呼びかけ、反対派勢力と連立政権側武装勢力との間で生じた戦闘から6日が過ぎた今、あらゆる当事者に対し不和を葬り去るよう促した。


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翻訳者:梶原夏海
記事ID:13874