【スポーツ部】ついに体育庁長官が、イランのオリンピックでの惨めな結果に対して人々に謝罪した。その一方で、舞台裏で様々な話し合いがもたれながらも、イラン・オリンピック委員長は過失の責任を負い、人々に謝罪する姿勢をいまだ見せていない。
〔中略〕
実際、アリーアーバーディー体育庁長官は第九期政権内で最も責任の重い立場から、人々への謝罪を行っている。〔‥‥〕同長官はオリンピックに派遣された選手55人と彼らのコーチたちを一人ずつ褒め称えた上で、彼らに以下のように語り掛けた。「みなさん、ご苦労様でした。期待されていた結果を出せなかったとはいえ、みなさんをきちんと指導することのできなかった私たち体育庁のマネジメントに、その責任があるのは間違いありません」。
アリーアーバーディー長官は、オリンピックで直面したさまざまな不運、そしてホセイン・レザーザーデ選手の予想外の
オリンピック欠場に関して、人々に向けて以下のようにも述べた。「心から謝罪申し上げる。ただ一つ申し上げたいのは、人々の期待に答えられなかったとはいえ、私たちは怠けていたわけではないということだ。毎日14、5時間仕事に費やし、北京オリンピックで栄光を勝ち取るために努力してきたのである」。
同時に、体育庁長官は名指しでの非難は避けながらも、以下のように語った。「選手たちに対して出し惜しみ、いわばケチったところがオリンピックで負けたということだ。イランのスポーツはまだ歴史が浅い。これから長く果てしない道のりが待っている。今までの倍の努力が必要となるだろう。今後のイラン・スポーツ界が必要としているものに、われわれは応えていかねばならないのである」。
〔後略〕