【運動部】バレーボール・イラン代表は、第一回アジア連盟杯の決勝で、2つの快挙を一度に達成した。韓国チームにリベンジを果たしただけでなく、勝者の称号を手に入れたのだ。
イラン・バレーボールチームは1年前、ガイッチ監督就任を機に若返りを図った。若手選手に出場機会を与えることで、2010年の中国・広州アジア大会に照準を当てたのである。
この偉大なる監督はもういないが、ガイッチが切り開いた道は彼のアシスタントを務めていたホセイン・マアダニーによって受け継がれた。そして第一回アジア・バレーボール連盟杯という華々しい舞台に登場して、東アジアの強豪8チームが参加するなかで、ついに勝者の称号を勝ち得たのだ。
中国や日本、さらには韓国チームまでもが、タイでの大会に、ある意味将来を見据えて若手中心で臨んできたのも事実だ。しかし、バレーボール・イラン代表チームは、3-1で敗北した韓国チームとの予選での試合を除き、それ以外の試合では極めてすばらしい頭脳的な動きを見せ、見事イラン・バレーボール界にチャンピオンの称号をプレゼントしたのである。
決勝に勝ち上がるべく日本を破った代表チームは、2度目の鉢合わせとなった韓国との試合で、選手全員によるミスのないすばらしい試合運びの結果、ライバルを手玉に取り、第1、第4セットは落としたものの、他の3セットを25-15、27-25、15-7で取り、勝利を手にした。韓国の優勝を目撃すべくやってきた細い目のアーモンド・アイたちが驚きの声を上げる中、優勝カップを頭上高くあげ、親愛なるイラン国旗を競技場内にはためかせたのである。
〔後略〕
この記事の原文はこちら
翻訳者:水谷陣也
記事ID:14857