イラク青年スポーツ相、湾岸21選手権の開催準備やイラクサッカー協会問題について談話
2010年09月16日付 al-Sabah al-Jadid 紙
■青年スポーツ相、本紙に語る「“スポーツ都市”は湾岸21選手権の開催に備えている」
2010年09月16日付『サバーフ・ジャディード』紙(イラク)HP1面
【バグダード:ハイダル・アブドゥルカリーム】
イラクのジャースィム・ムハンマド・ジャアファル青年スポーツ相は、バスラ市の“スポーツ都市”では湾岸21選手権に向けた準備が進められており、観客1万人を収容するスタジアムに加え収容数6万5000人の大スタジアムが建設中であると確認した。
同相は来週掲載予定の本紙との対談で、「治安上の脅威は2013年に予定されている選手権の開催に影響しない。治安上の脅威は世界中あらゆる国に存在する。最近の例では南アフリカでサッカーのワールドカップが行われた際に、様々な治安上のほころびが生じた」と語った。
一方、国際人民スタジアムの再建プロジェクトについては、再建は青年スポーツ省の意向からは外れた形で押し付けられた問題の一つであると述べて、国際人民スタジアムを世界レベルの大スタジアムと肩を並べるように再建するには400億から500億ディナールを要することを明らかにした。
同相によれば、新スタジアム建設地に選ばれたアル=タージヤート地区では完成に向けて作業が順調に進められている。また青年スポーツ省とオリンピック委員会の関係は良好で、黄金期だと言えると強調した。
またイラクサッカー協会の会長選出については以下のように語った。「同協会の危機の主な原因は会長の利己主義にある。会長はバグダードに行けるくせに協会を現状のままに放置してアジアサッカー連盟と国際サッカー連盟(FIFA)に懇願しに行き、正当な理由もなく会長の任期延長を求めている」「会長はバグダードで会長選をすることに同意の署名をしておきながら、いざ選出の時期になるとFIFAに文書を送り、バグダードを訪問することはできないのでアルビルで選挙を実施するようにと要求したのだ」。
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翻訳者:中島希
記事ID:20178