■ ビン・ハンマーム氏、サッカー界から永久追放
2011 年 7 月 24 日『アル=ナハール』
世界最大の球技およびスポーツ組織の指導部から、買収の罪で狭き門を出ることに。FIFA会長選に勝利する確率は50%あると自負する候補者から、サッカー界の追放者に。これがカタール人のアジア・サッカー連盟会長ムハンマド・ビン・ハンマーム・アル=アブドゥッラー氏の行き着いた先である。国際サッカー連盟(FIFA)の倫理委員会は、今年5月10日および11日にトリニダード・トバゴの首都ポートオブスペインで行われた北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)の会合の際、選挙活動においてビン・ハンマーム氏が票の買収を行ったとの裁決を下した。昨日[23日]ナミビア人のペトリュス・ダマセブ副委員長がメディアに発表した声明によると、裁決はビン・ハンマーム氏のサッカー運営活動を生涯禁止することを謳っているが、観客として試合を観戦する権利や入場券の購入は認めている。ダマセブ氏によると、ビン・ハンマーム氏は委員会には出席せず、弁護士を派遣するにとどまったという。
このようにして、ビン・ハンマーム氏(62歳)の数々の経歴に彩られたページは閉じられることになった。同氏は1996年に国際サッカー連盟の執行委員会に入り、2002年にアジア・サッカー連盟会長に就任、以後3期連続無投票で選出され、最後の選出が行われたのは今年1月、カタールの首都ドーハでのことだった。
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翻訳者:山田洋平
記事ID:23414