【スポーツ部:オミード・トウフィーギー】役員会の委員を指名する最終期限へのカウントダウンが、今回いつも以上の深刻さで、〔テヘランを本拠地とする二大サッカークラブの〕「エステグラール」と「ペルセポリス」に迫ろうとしている。というのも、シャフリーヴァル月11日〔西暦9月2日〕がAFC(アジアサッカー連盟)が〔役員会の指名に関して両チームに〕認めた法的な最終猶予期限であり、この重大な案件が達成されなかった場合には、テヘランを代表する両人気サッカークラブはAFCの厳しい処分を受けることになるからだ。
数日前、サッカーリーグ協会のアズィーズ・モハンマディー会長は、エステグラールとペルセポリスの役員会の指名がなされなかった場合の問題について警告を発した。これを受け、スポーツ行政の責任者たちは今回、これまで以上に両クラブの役員会選出に本格的に取り組む姿勢を示している。
これに関連して、スポーツ相のモハンマド・アッバースィー氏は〔この問題を検討するための〕会議を立ち上げており、一年以上前に行われるはずだったことが、AFCから最終期限が突きつけられたことで、今ようやく行われようとしている模様だ。このことに関して、エステグラール現代表のアリー・ファトホッラーザーデ氏は、エステグラールの役員会の指名は法的期限が切れる前に行われるだろうと確約した。
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リーグ会長のアズィーズ・モハンマディー氏は昨日、今回の事態が深刻であることを再度強調して、次のように述べている。
AFCが〔それぞれ国営のクラブである〕ペルセポリスとエステグラールの運営システムに対して指摘している問題点とは、両クラブの会長が同一人物であるということである。両クラブは遅くともシャフリーヴァル月9日〔8月31日〕までに、それぞれの会長と役員会の委員を我々に指名する必要がある。そうすることで、われわれは彼らの会社の登録と登記簿の翻訳をして、資料をシャフリーヴァル月11日〔9月2日〕までにAFCに提出することができる。猶予期間は非常に短いが、彼らの方で頑張れば、残された猶予期間内にこれらのことを成し遂げることも可能だろう。
同氏はさらに、「もし必要な書類がシャフリーヴァル月9日までに我々のもとに届かなかった場合には、AFCチャンピオンズリーグに参加するための枠を得ることは極めて困難になるだろう」と明言した。
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