ゴム在住のマルジャエ・タグリード(シーア派の宗教的権威)であるマカーレム=シーラーズィー師は、「国庫からスポーツ選手に法外な報酬を支払うことは、イスラーム法上許容されない」との見解を示した。
アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィー広報サイトが伝えたところによると、同マルジャエ・タグリードは「プロ・スポーツはイスラームにおいて正当な職業と見なされるのか?言い方を変えれば、イスラーム教徒がスポーツを自らの職業とし、その対価として、例えば数百万〔ドル?〕もの報酬を得て生活を営んでいるサッカー選手のように、国庫から法外な金銭を受け取ることはできるのか?」といった内容の、〔一般信徒からの〕ファトワー(宗教判断)請求に対し、「通常の範囲内であるならば問題はない。しかし、報酬の額が法外で、それが常態化しているようであるならば、それを国庫から支払うことは、イスラーム法上許容されない」と回答した。
※訳注:イランのサッカーチームは、基本的に国有であるため、選手への報酬も国庫から支払われることになる。
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(本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介
されています。)