イラク:バグダード、初降雨で洪水
2012年11月20日付 al-Sabah al-Jadid 紙
■イラク:バグダード、初降雨で洪水
2012年11月20日『サバーフ・ジャディード』
【バグダード:本紙】
バグダードでは、大雨によりさまざまな地区の大通りや路地が水没し、総じてひどい渋滞が発生している。
バグダードおよび大半の都市は紅海からの低気圧の影響で豪雨や雷を伴う嵐に見舞われ、気温も低くなっている。「シャファク・ニュース」紙の特派員によると、バグダードでは人々が不満を漏らしており、会社員のマージド・ムハンマドさんは、「バグダードは一度の豪雨でその欠点を晒しだしてしまった。もしこの豪雨が数日続いたらどうなってしまうのだろうか。」と語っているという。
会社員のマルワーン・ジャマールさんは、「いつもなら約30分でできる用事が3時間もかかってしまった。」と語った。
また、「今、南部の町やキルクークのような北部の町に向かったら、サドル・シティーで始まりカッラーダ地区で終わる今日の3時間かかった移動が終わるより先に到着していただろう。」と冗談めかして説明した。
この波は、ここ数日中に発生した第二の豪雨の波であり、第一波も大半の大通りや小道の水没を引き起こした。
一方で、このような状況の対処を担当するバグダードの関係当局は「当局のすべての支部は早朝から対応に着手しており、局長らが現場監督をしている。大雨の直後もスタッフおよび専門機器を動員し、大量に降った雨水を排水し、通行の妨げにならないよう、車両および通行人動きを容易にするように、大通りに水が集まるのを抑制した。」と述べた。
地震・気象災害観測機構の予報によると、紅海上の低気圧によりイラクのいくつかの都市で雨が続くという。
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翻訳者:山田洋平
記事ID:28305