エジプト:サッカーチームのアル=アフリー(アルアハリ)が今日、日本から帰国
2012年12月18日付 Al-Ahram 紙
■アル=アフリー(アルアハリ)が今日、日本から帰国…アル=バドリー監督は選手を称え…サッカー委員会はコーチ陣の報告を待つ
2012年12月18日『アル=アハラーム』
【横浜:マフムード・サブリー】
アフリカ王者のサッカーチームであるアル=アフリー(アルアハリ)の代表団が、クラブ・ワールド・カップへの参加を終えて、火曜日(18日)早朝、日本からカイロに帰国する。同チームは3位決定戦でメキシコのモンテレイに敗れ、4位に終わった。
同チームは二回戦で、日本代表のサンフレッチェ広島に対して大会における唯一の勝者となったが、その後、ブラジルのコリンチャスに敗北し、最終的にメキシコのモンテレイにも敗れた。
銅メダルを逃し、2006年時の成績(3位)を再び収めることが出来なかったアフリーの代表団は一昨日(16日)悲しみの夜に過ごした。彼らは、チェルシーとコリンチャスの決勝戦の観戦を拒否して、すぐに滞在先のホテルに戻ることを望み、そして夕食を摂った後、すぐ床に就いてしまう程だったという。
コーチ陣は選手たちをこのような状況から紛らわそうとした。というのも、アル=アフリーが置かれた困難で厳しい状況にもかかわらず、同チームが4位となったことは、彼ら選手たちの強固な意志と、赤いユニフォームに込められた闘魂が無くして、他のどのチームであっても成し遂げられなかったはずだからである。
コーチ陣は昨日、選手たちに滞在先のホテルから近くの商業施設の一つでの自由行動を許した。それは、銅メダルを逃した悲しみの暮れる選手たちを覆っていた緊張感を紛らわせるためである。フサーム・アル=バドリー監督が指揮するコーチ陣は、大会に関する報告書を提出する見込みで、そのなかで同チームが今大会への参加を通じて得られた良かった点、悪かった点を報告する。またマフムード・アル=ハティーブ代表団団長も、同チームの遠征と大会参加に関する報告書を提出する。
大会でアル=アフリー戦が終わった直後にフサーム・アル=バドリー監督が述べたところによると、今後のために結果を再評価し、チームを再編成するつもりである。特に、コーチ陣は大会開催中、ゲームにまったく参加できなかった一部の選手たちの憤りに直面したと述べ、このことから、コーチ陣は、チームの業績に対するある種の嫉妬や、チームが戦うすべての大会での成績に加わりたいとの皆の望みを充分理解したという。
(後略)
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翻訳者:丸橋遼太
記事ID:28596