【ジャーメジャム・オンライン】イギリスの少女たちがシリアのテロリストらと、インターネットを通じて知り合ったのち、彼らと結婚するためシリアへ向けてイギリスを後にする。そして、シリアでテロリストの妻となるのだ。
イギリスの日刊紙デイリー・スター(Daily Star)は、次のように報じている。
急進派グループの監視と捜査を行っている専門家らによれば、シリアで活動するこれらのテロリストグループは、彼らの武力による《英雄的な行為》と銘打った写真をインターネット上に掲載し、少女らをだましているという。
同紙は、さらにこう伝えている。
あるイギリス人の少女は、彼女と同郷のテロリストに、過激派の男たちとどのように結婚するのかを見せてほしいと頼んだという。さらに彼女はこの同郷のテロリストに、彼がこうしたことに関連した活動をしているかどうか尋ねた。さらに、このイギリス人少女は、たくさんの子どもを産み、その子供たちをシリアに送ることを約束したという。
デイリー・スター紙によれば、テロリストとの結婚を望むイギリスの少女たちは、自分たちの渡航に疑いをもたれぬよう、まず、空路でイスタンブールの観光地へ行く。そして、多くの少女が、シリアへ入る前にスカイプでテロリストたちと結婚するのだ。
ロンドン警察は、先月、《アマル・ワハービー》(27才)、および、《ナヴァール・マスアド》(26才)と名乗る二人の大学生を拘束し、シリアでのテロリスト活動の資金を集めていたとの容疑で訴追した。
イギリスの治安当局は、シリア戦争でテロリスト・グループのメンバーとして活動する自国民の数を、3年前から現在まで併せて600人と推計している。そして、メディアの報道をもとにすれば、彼らのうち20人がこれまでに死亡したと考えられる。
本記事は
Asahi 中東マガジンでも紹介されています。