【同紙4面】昨日、15人のイランの文化人・芸術家らも同行した《シリア平和の参詣者キャラヴァン》が、ダマスカス入りした。初日、最初の日程として、シリアの[国内]避難民が滞在しているラタキア[シリア西部地中海沿岸]へ向かい、この都市を訪問した。
ジャーメ・ジャムの報道によれば、イラン芸術家・文筆家であるベフルーズ・アフハミー[ドキュメンタリーフィルム制作者、元・改革派国会議員]、モハンマド・ホセイン・ジャアファリヤーン[イラン・イスラーム革命などのドキュメンタリーフィルム制作者]、ナーセル・フェイズ[詩人・作家]、レザー・アミールハーニー、モフセン・エスラームザーデ、モフセン・モオメニー、アボルガーセム・ターレビー、アリーレザー・ガズヴェ[詩人、元・イスラーム指導省《詩》評議会長、『イスラーム共和国』新聞・元記者ほか]、モハンマドレザー・シャヒーディーファル、ホッジャトルエスラーム・モハンマドレザー・ザーエリー、モハンマドレザー・マランディー、ヤアグーブ・ホセインバル[以上、男性]、および、フォルーズ・レジャーイーファル[イスラーム世界運動殉教者防衛本部長、ドキュメンタリーフィルム制作者]、フェレシュテ・ルーフアフザー[大学教授、文化革命高等評議会・女性社会文化担当副会長]が、このキャラヴァンに同行している。同キャラバンのメンバーらは、イランに6日間滞在したあと、ダマスカスに向かってテヘランを後にした。
イランの文化人らのほか、この平和の参詣者らは、オーストラリアや北アイルランド、インド、パキスタン、カナダなどの国々から参加している。彼らのなかには、ノーベル平和賞受賞者のほか、デイヴィッド・スミス神父や《シスター》・マリヤム・アグネスなどのキリスト教の指導者らが含まれている。
このキャラヴァンを率いているのは、ノーベル平和賞の受賞者であるマイレッド・マグワイア女史である。同キャラヴァンは同時に、《団結イスラーム共同体国際連盟》を通じて集められたイランの人々による支援金1億5000万トマン[約600万円]も伴っている。
《シリア平和の参詣者キャラヴァン》は、昨日、ラタキアを訪れ、この都市の市長と会見した。これよりしばらく前、タクフィール主義者のテロリストたちが、ラタキアの北部近郊のカサブ地区で人々を襲撃し、シリアの多くの人々が避難民となり、ラタキアに逃れてきた。これらラタキアに滞在している避難民らとの会見も、同キャラヴァンのもう一つのプログラムである。
家族が掠奪されたり殺害されたりした人々との会見も、同キャラヴァンの予定に組み込まれている。さらに同キャラヴァンは、シリアのアルメニア人らのいくつかの教会を訪れることになっている。
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。