195名の国会議員が大統領に向けた声明の中で、イラン人女性の生活スタイルの変化こそ、文化的侵略の最も重要な核心部分となっていると指摘した。
イラン国営通信の報道によると、昨日の公開会議の終わりに読み上げられたこの声明には、次のようにある。
貞節とヘジャーブ問題でイラン人女性の生活スタイルを変化させようとする目論見こそ、今やイスラーム体制に対する文化的侵略の最も重要な核心部分の一つとなっている。〔‥‥〕その目的は、イラン人の真正なる家族制度を引き裂き、家族という信念体系の基盤を弱体化させることにある。
国会議員らはさらに、次のように続けている。
ヘジャーブ問題で政策を立案し、それを施行することは、家族、そしてイラン国民一人一人の空間の健全化に、直接的な影響を及ぼす。同様に、この領域で行われる攻撃も、イスラーム的基準の遵守などの重要な基盤の上に成り立っている国の社会構造に、照準を定めている。
この声明は、1384年デイ月13日[2006年1月3日]に文化革命最高評議会で承認された「貞節とヘジャーブの文化普及のための施策に関する法律」に触れ、この法律には国の各機関がヘジャーブと貞節の分野で何をしなければならないのかについて、明確な指摘がなされていると強調、その上で
ヘジャーブと貞節の普及で、関係機関が果たすべき明確かつ重要な義務の遂行で怠慢があれば、国は公共の文化や家族の基盤といった領域で、大きな問題に直面する可能性がある。もちろん、これによってもたらされた[悪しき]結果は取り返しのつかないものとなるだろう。このことに関し、尊敬すべき大統領に求めたいのは、革命最高指導者が文化問題におけるジハード的関与を強調された今年こそ、この問題を真剣に追求し、先の法律施行に向けて必要な指示を出してもらいたい、ということである。言うまでもなく、国会も自らの監督義務を果たし、この問題を真剣に追求するつもりである。
と指摘する内容となっている。
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。