アーヤトッラー・マカーレム=シーラーズィーは、一部の機関がヘジャーブ問題に十分注意を向けていないことに遺憾の意を表明した上で、次のように述べた。
彼らは環境問題に対して強い危機意識をもち、森林を破壊する者たちに対して、厳しい法律を定めようと考えている。もしそれと同じくらい、彼らがヘジャーブ問題に懸念を抱き、厳しい法律、厳しい罰則が社会の規律を破る者たちに対して考慮されていたならば、今頃ヘジャーブをめぐる状況はこんなのではなかったはずだ。
イラン学生通信の報道によると、マルジャエ・タグリード(シーア派宗教最高権威)である同師はラマダーン月23日〔7月21日〕夜の「
エフヤー(徹夜)」の儀式で、ゴムの「アミーロル・モオメニーン」校で講話を行い、その中で
残念なことに、一部のグループはヘジャーブという重要問題に対して、「社会を説得すべきだ」と言うばかりである。しかし「
善を命じて悪を禁ずる」(勧善禁悪)〔というイスラームの教えを実践する〕にあたって、「説得」に意味などないのだ。
と述べた。