【ジャーメ・ジャム・オンライン】最高指導者専門家会議の運営委員を務めるアフマド・ハータミー師は「『勧善』は優しい言葉で、宗教上のレッドラインを守って行われねばならない」と述べた。
アーヤトッラー・セイエド・アフマド・ハータミーは日曜日、シャフレ・コルドで開かれている第21回「イスラーム的生活様式というアプローチから信仰上の基礎を固め、宗教上の懐疑を取り除くプロジェクト」の第2夜で講演を行った。
同師はその中で、「文化革命最高評議会には、社会に貞節とヘジャーブの文化をひろめるための計画が300もある」と述べた上で、「これらの計画には、各機関が果たすべき責務が表明されている。もしこれらのプランがしっかりと実施されていれば、社会からヘジャーブの乱れや、ヘジャーブの脱ぎ捨てといった問題は見られなくなるはずだ」と指摘した。
テヘラン臨時金曜礼拝導師でもある同師は、〔全身をすっぽりと覆う〕チャードルは〔髪の毛を出さず、体のラインが露わにならない〕ヘジャーブよりも優れていると述べた上で、「コーランは明確に、女性のヘジャーブについて指摘している。これに関する章句も、複数存在する」と述べた。
同師はまた、「宗教上の事柄に詳しくない者が、気軽に宗教について専門的な意見を述べることなど、どうしてできるのか」と指摘、さらに「ヘジャーブを守らなくとも、心がきれいであれば、その者は神と共にある、神を畏れる者だ、などと述べている者が一部にいるが、これは正しくない。悪魔の議論である。なぜなら、心は神の聖域であり、ヘジャーブは〔心の清らかさを図る〕優先項目だからだ」と言明した。
同師はまた、礼拝をしない者が評価され、宗教を生活の中心とする者が評価されない現状について指摘し、「コンサートを開くために、公金が用いられるようなことがあってはならない」と述べた。
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。