■アフリカサッカー連盟:モロッコはアフリカ・ネイションズカップ2015の主催を取り止め
【カイロ:EFE】
アフリカサッカー連盟(CAF)は昨日(11日火曜日)、エボラ出血熱の流行を理由に開催延期の要請をモロッコから受け、アフリカ・ネイションズカップ2015のモロッコでの開催中止を発表した。大会は予定の日程通り他の国で開催予定であるが、開催地はまだ決定していない。
CAFが発表した声明によると、大会実行委員会は昨日カイロ本部にて会議を開いた。来年1月17日から2月8日開催予定の大会を延期したいというモロッコ・スポーツ省からの要請に回答するためであった。
また、同声明では「実行委員会はアフリカ諸国のCAFオレンジカップがモロッコで開催されることはないと断言する」と発表された。
実行委員会が指摘したところによると、同委員会はすでにいくつかの国から合意された通りの日程で大会を主催したいという申し出を受理しており、代わりとなる主催国を選出する最終的選考を実施していく予定とのことだ。
CAFはまた、モロッコ代表選手の大会への出場資格は自動的に失われると述べ、第30回目を迎える今大会にモロッコの選手は参加しないことになると述べた。
モロッコの大会開催中止の理由は同国厚生省の勧告に起因する。同省は、シエラレオネやギニアの首都コナクリ、リベリアなどで大流行しているエボラ出血熱が、大会参加国の選手や各国高官・関係者および観戦者らによって国内に持ち込まれることを懸念している。
(後略)
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Asahi 中東マガジンでも紹介されています。