Melih Aşıkコラム:アルメニア人「ジェノサイド」アンケート

2015年04月23日付 Milliyet 紙
経済外交調査センター(EDAM)が昨年末、トルコ国内の1508人を対象に、あるアンケートを実施した。質問は次の通りだ。
「来年、1915年に命を落としたオスマン帝国のアルメニア人を追悼して世界各地で記念式典が開かれ、声明が発表される。この一大行事を前に、トルコはアルメニア問題に関して、次のうちどの態度を示すべきか」

集まった回答は、以下の内容だった。
・トルコは、1915年の出来事は「ジェノサイド」であったと認めるべきである…9.1%
・1915年に亡くなった人々について謝罪すべきである…9.1%
・1915年に亡くなった人々に哀悼の意を示すべきだが、謝罪は必要ない…12%
・1915年に亡くなったのはアルメニア人だけではないため、その時代に亡くなった
全てのオスマン帝国民に哀悼の意を示すべきである…23.5%
 ・何も進展させる必要はない…21.3%
 ・分からない、または無回答…25%
 
トルコが「ジェノサイド」を認めるべきと答えた、つまり「ジェノサイド」という言葉に固執する人の割合は9.1%。「謝罪の意だけを示すべき」と答えたグループも合わせると18.1%だ。一方、ジェノサイドと謝罪を認めない人は80%にのぼる。トルコ国民は(アルメニア及び世界の論調に)盲目的に追従しないということが、はっきりと見て取れる。


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翻訳者:川原田嘉子
記事ID:37368