3名の貴金属強盗犯、マシュハドで公開処刑

2015年05月28日付 Jam-e Jam 紙

 マシュハドで19件もの貴金属店への武装強盗を働き、店主の男性1名を殺害して逮捕された3名の凶悪な強盗犯が、昨日絞首刑に処された。

 ジャーメ・ジャム紙の報道によると、本件の捜査はマシュハドで複数の貴金属店への武装強盗事件が起こる中、84年〔2005年〕から開始された。捜査は、マスクをした武装強盗犯らがモタッハリー通り沿いにある貴金属店に押し入り、店主の男性を脅して金を盗んだ90年メフル月20日〔2011年10月12日〕まで続いた。そしてこの事件の通報後すぐに、捜査官らは特殊捜査班という形で現場に向かい、警察による科学捜査が始まった。

 捜査官らは若い男に不審を抱き、この男をあるオペレーションで逮捕した。〔‥‥〕逮捕された男が武装強盗事件で主要な役割を演じていたことが分かると、オペレーション・チームはその他の共犯者らが潜伏・往来していると思われる場所に向かい、そこでうち一人がトヨタ・カリーナに乗って逃亡を図ろうとしているところを逮捕した。車内を捜索したところ、カラシニコフ銃やウィンチェスター銃、コルト拳銃など銃数丁と、盗まれた金が見つかった。

 オペレーションの続きで、強盗犯の最後の一人がオートバイに乗っているところを発見、警官らは男を包囲して逮捕、署に連行した。

 彼らは初動の取り調べで、貴金属店に対する19件の武装強盗事件を起こし、店主一人を殺害したことを自供した。前科があり、プロとして盗みを働いていた3名の容疑者に対する取り調べの中で判明したのは、身元が割れぬよう、彼らが多くの場合、女性用の服を着て盗みを働いていたことだった。

 捜査の結果、凶悪犯らは自らの犯罪行為を84年〔2005年〕からマシュハドにて開始し、そのときはマレクアーバード通りに停めてあったプジョー206車を盗んだことも分かった。

〔‥‥〕

 犯人らは87年〔2008年〕にもモスレム通りにある貴金属店に強盗に押し入り、店内にあった金を盗んだ上で、店主を銃で殺害、凶暴な犯罪行為を1390年〔2011年〕までつづけた。

 ある凶悪な強盗事件では、強盗犯らは遠隔操作の爆弾ベルトを貴金属店主の腰に巻き付け、さらに家族の人を人質に取って、子供らを虐待、店内にある金を無理矢理持ってこさせた。そしてその後、店主の息子をプライド車のトランクの中に押し込み、市内の別の場所で解放した。

〔‥‥〕

 その後しばらくして起訴状が発行されると、3名の強盗犯の件は市内の革命裁判所に送られ、マシュハド革命裁判所第8法廷にてこの3名の裁判が行われ、公開処刑の判決が下された。この判決は国の最高裁判所第42法廷の裁判官らによって支持され、本件は刑執行のためにマシュハド市司法局刑執行部に送られた。そして彼らは昨日、殺害された貴金属店主の家族や市民らが見守る中、マシュハド東ガーズ地区にあるモスレム通りにて、絞首刑に処された。


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翻訳者:SM
記事ID:37728