【ジャーメ・ジャム紙19面】11歳の少女を略取して暴行を加えた罪で公開処刑の判決を受けた男が、昨日
ジーロフト市にて絞首刑に処せられた。
ジャーメ・ジャム紙によると、昨年末、ある家族がジーロフト県刑事警察を訪れ、11歳になる娘を略取し暴行を加えた罪で、ある男を訴え、逃亡中の犯人の逮捕を求めた。司法で本件の捜査が決定され、捜査官らがこの少女への取り調べを行ったところ、事件のあった日、この少女は学校が終わって自宅に帰る途中、人気のない路地裏で突然ある若い男に行く手を阻まれ、この男に襲われたことが分かった。男は彼女を殴りつけ、略取した。
誘拐犯の男は、11歳の少女を無理やり町外れにある廃屋に連れて行き、脅迫しながら彼女を力づくで乱暴した。警察は被害を受けた少女から得た情報をもとに、逃亡中の犯人のCGによる似顔絵を作成、男は警察による捜索下に置かれた。
警察の捜索が続けられる中、容疑者の潜伏場所が特定され、男は事件から数日後に逮捕された。この悪魔のような男は刑事警察に身柄を移され、取り調べを受けた。男は女子児童に見覚えはなく、彼女の言うことは信用できないと主張した。
容疑者の供述が矛盾していることから、捜査官らは11歳の少女に容疑者と直接面会してれるよう頼んだ。すると少女は警察の拘置所にいた数名の容疑者の中から、暴行魔の男をただちに見分けた。こうして暴行魔の男は自白を余儀なくされ、少女を略取して、彼女に暴行を働いたことを認めた。
一方で、警察による捜査の結果、この若い男には前科があり、この事件以前にも同じような罪を犯した容疑から逮捕され、収監された前歴があることがわかった。
容疑者は投獄され、しばらく後に死刑判決が下された。国の最高裁判所で死刑判決が支持されたことを受け、死刑囚の男は昨日、刑務所から同市の「ケシュト・オ・サンアト」交差点に移され、絞首刑に処せられた。