若い女性の不注意と警戒心の欠如
首都サイバー警察のモハンマド・マフディー・カークヴァーン長官は、ヴァーチャルな会話環境では、人は自分の本当の姿を見せないものだと指摘した上で、次のように述べている。
インターネットやそれが有する可能性を活用することは、今日では欠かすことのできないことになっている。通信の時代とも呼ばれる今世紀において、ユーザーはこれらの機器やネットワークから逃れることはできない。しかし、問題が起きぬよう、万全の注意を払って、こうしたネットワークに参加することが必要だ。
同氏はさらに、こうした事件を調査して分かるのは、注意が足らず、すぐに信じてしまうことが、女性たちが欺される主な原因であるということだと指摘した上で、
未婚の女性たちはその個人的心性によって、〔他人を〕簡単に信頼してしまいがちであり、そのことが詐欺の基本を成している。しかしながら、もう少し慎重に考え、注意を払えば、〔詐欺師たちの〕餌食にはならずに済むのである。
カークヴァーン氏は、ソーシャル・ネットワーク上での会話を利用する者たちは、〔こうしたネットワークを〕悪用する者たちの用いる魅力的なイメージに欺されてはならないと指摘した上で、
経験が示すところでは、利己的な詐欺師らは〔ネット上で〕自分の話しかけている対象、特に女性たちが何を必要としているのかを感じ取り、知ることで、自らたちが彼女たちと同類の存在であるかのように示そうとする。そうして、女性たち、特に未婚の女性たちに向けてワナを広げるのである。
と述べた。
つづく