【ショック班】サーリー市民らの見守る中、麻薬密売人が公開で処刑された。
マーザンダラーン州〔イラン北部、州都はサーリー〕司法局の広報課が伝えたところによると、ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーンのアサドッラー・ジャアファリー師は刑執行の傍らで、次のように述べた。
この死刑囚は「ジョムエ・ハーン」という名のアフガニスタン国籍の者で、7270グラムのクラック〔※コカインの一種〕の購入・所持に関わった罪で、サーリー革命裁判所によって死刑を宣告された。この判決は国の最高裁判所でも支持された。
同師は次のように付け加えた。
この密売人に対する恩赦の要請は、2度にわたって司法権恩赦・赦免委員会によって却下された。こうした事情から、94年ホルダード月26日〔6月16日〕火曜日の朝、彼の死刑判決がサーリーにて公開で執行された。
マーザンダラーン州中部検事は、麻薬の売人には幾度となく強い調子の警告が与えられてきたと述べた上で、「もし自身の活動から手を引かず、改心の道を歩まないのであれば、司法機関は法律に基づいて、自らの義務を遂行することになるということを、死の商人たちは肝に銘じておくべきだ」と強調した。
この司法関係者は家族への勧告として、「子供たちへの監督は家庭の日常的なスケジュールの一部とならねばならない」と強調、最後に「子供たちが死の商人たちの罠に陥らぬよう、各家庭は注意が必要だ」と述べた。