【ジャーメ・ジャム紙19面】サイバー警察は、電子メール、ショートメッセージ、ないしはプライベート・メッセージを通じて、いかなる種類の召喚状や警告もユーザーらに通告することはなく、もしユーザーに対して何らかの訴えがあった場合は、ユーザーに対して書面での召喚状を送付すると表明した。
サイバー警察の広報サイトが伝えたところによると、イスラーム共和国治安維持軍(NAJA)サイバー警察(FTA)のサイバー犯罪予防課の課長代理は、〔インターネット〕ユーザーの中にはサイバー警察の名を騙って他のユーザーらにいたずらを行い、彼らを怖がらせようとしている人たちがいると指摘した上で、次のように述べた。
残念なことだが、一部のSNSやメールで交わされている個人的な会話で、ユーザーらに対し「あなたのSNS上での活動は犯罪であり、あなたはサイバー警察によって監視されている。説明の一部を聞きたくば、サイバー警察ないしは31区検察庁(コンピューター犯罪)(住所:テヘラン—シャリーアティー通り—ターレガーニー交差点上—バハーレ・シーラーズ手前—ファルハード路地角)まで来られたし」といったメッセージが発信されているケースが見受けられる。
アリーレザー・アーザルデラフシュ大佐はその上で、次のように強調した。
治安維持軍サイバー警察はどの携帯電話用SNS上にも公式ページを有していない。それゆえ、〔SNSを通じて〕ユーザーらに対して個人的なメッセージや警告を送ることもない。もしユーザーに対して訴えがあった場合は、司法当局と連携して、当人に書面での召喚状がサイバー警察の側から送付されることになる。
同氏はさらに、「敬愛するユーザーのみなさん、電子メールやSNSの会話欄を通じて送られてきた、この種のメッセージは必ず無視してほしい。サイバー警察やコンピューター犯罪検察庁のもとを訪れるようなことはしないでほしい」と訴えた。
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サイバー警察サイバー犯罪予防課課長代理は、サイバー警察の名を悪用しているユーザーへの勧告として、「イスラーム刑法第555条タアズィール刑の項目によれば、正式の役職や政府による許可なく、自らを政府の職にある者と名乗った者は、それが文官職であるか武官・警察官職であるかを問わず、〔…〕6ヵ月から2年の禁固刑に処せられる。もし〔…〕これらの職を名乗るために書類を偽造した場合は、文書偽造に対する罰則も科される」と述べた。
同氏はサイバー警察の名称および肩書きを悪用しているユーザーらに対し、「サイバー空間で流言飛語を流す行為は控えるべきだ。なぜなら、それが繰り返され、同胞の国民から通報があった場合、サイバー警察はそのユーザーを特定した上で、彼らを、サイバー警察の名称および肩書きを悪用し、世論を煽動した罪で、司法裁判所に告発することになるからだ」と警告を発した。
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