【ジャーメ・ジャム紙19面】SNSのLINEで女性を騙し、彼女に家出を強要した若い男6名が逮捕された。
ジャーメ・ジャムの報道によると、ホルダード月17日〔※西暦6月7日〕、とある男性がテヘランの刑事警察を訪れ、妻が姿を消したと通報した。
この男性は訴えのなかで、次のように述べた。
数年前、妻のナーザニーン(当時26歳)と結婚し、仕事の関係で
ダームガーンに移りました。数ヵ月前から妻は色々とあら探しをするようになり、私たちの関係は悪化しました。彼女は携帯電話用のSNSのメンバーとなり、ついには昨日、家を出てしまいました。彼女が行きそうな場所は手当り次第行ってみましたが、彼女の足跡は見つかりませんでした。そうこうしているうちに、妻が私の姉妹のところに連絡し、テヘランにいると話したのです。妻の足取りを得るために、LINEを覗いてみました。すると、彼女が数名の若者に騙されて、家出を強要されていたことがわかりました。LINEのグループのメンバーであるレザーという男が、妻は自分のもとにいると言ってきたのです。
この訴えにより、捜査官らは若い男たち6名を特定し、逮捕した。容疑者らは昨日、刑事検察庁に身柄を移され、取り調べを受けた。容疑者の一人であるレザーは、次のように供述した。
ナーザニーンはLINEでテヘランに行きたいと言っていました。私は先週、友人数名を連れて南ターミナルへ行き、若い女性を兄弟の家に連れて行きました。彼女はそこに2日間、滞在しました。その間、私たちは彼女と〔テヘランを〕散策したりしましたが、彼女の旦那さんから連絡が来たので、その旨をナーザニーンに伝えました。そして彼女を、ジョムフーリー通りにある彼女のいとこの家に連れて行きました。それ以降、彼女がどうしているのかは知りません。
この若い男たちの供述を受け、彼らはテヘラン刑事検察庁第6課のモフセン・モディールルースター予審判事の命令で拘束された。捜査班は、若い女性がどのような境遇のもとにいるのか突き止めるため、捜査を開始した。