【ハムシャフリー・オンライン】
畜産中央組合代表理事は、食肉1キロあたりの価格が約2000トマーン(約86円)下落したと発表し、「クリミア・コンゴ出血熱の流行とその病気についての風説が拡がり、羊肉や牛肉といった食肉の需要と価格が、過去数年と比較して今年のラマダン月では低下した。」と述べた。
イラン学生通信の報道によれば、サイード・ソルタニーダル氏は、これについて次のように述べた。「今年、食肉市場は好調ではなく、市場の食肉製品に関して1キロあたりの消費者価格は、ラマダン月以前と比べて約2000トマーン(約86円)下落し、羊や牛の畜産業者の不況も観察されている。」
彼は、クリミア・コンゴ出血熱に関する風説の流布が、ラマダン月の市場の肉価格下落の原因となったと説明し、以下のように述べた。「現在、畜産場での羊枝肉の1キロ当たりの価格は、約20000トマーン(約860円)で、それが消費市場では26000から32000トマーン(約1118円~1376円)と開きがあり、先月と比べ約2000トマーン下落した。」
畜産中央組合代表理事は、次のように述べた。「国内のさまざまな地域における食肉価格には、次のような関係がある。食肉の生産者側の州と主要な消費者が重要視され、例えば、ロレスターンやファールス、北ホラーサーン、ハメダーンといった州では食肉価格が他の州より安く、首都テヘランでは最も価格が高い。」
ソルタニーダル氏は、以下のように語った。「マーザンダラーン州でクリミア・コンゴ出血熱の流行により1名が病死したという報道がなされた後、この病気の予防対策に1万部以上のパンフレットが用意され、さまざまな州の畜産場に配布された。」
彼は、さらに次のように述べた。「クリミア・コンゴ出血熱は、人間と[罹患した]家畜が直接接触するか、または人体の一部に傷があり、ウィルス汚染された生肉と接触した場合、感染する可能性がある。そのため、人々は衛生面を気をつけるだけでよく、肉の消費を減らすような理由にはならないのである。」
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翻訳者:MK
記事ID:38203