サウジ王族のナイトパーティー
2015年07月02日付 Mardomsalari 紙
【マルドムサーラーリー紙14面】暴露サイト「ウィキリークス」が最近になって公開し、明らかとなったアメリカの資料によると、サウジアラビアは保守的なイスラームの国であるにもかかわらず、ジェッダにある王族や王子たちの宮殿では、夜な夜なパーティーが開かれ、そこでは麻薬やアルコール飲料、そしていかがわしい女たちが参加者らのお供となっているという。
「ジェッダのエリートたちの乱痴気生活:ワッハーブ派がもつ保守的イメージの、サウジの街角における裏側」と題された、2009年11月のアメリカ領事館の電信によると、サウジの王子たちが住む宮殿で秘密裏に開かれてるパーティーでは、麻薬とアルコール飲料、そして性的腐敗ともに、いかがわしい女たちがパーティー参加者たちを楽しませているという。
この電信はさらに、「こうした放縦や肉欲への耽溺が可能なのは、ただただサウジの警察が王子たちやその周辺の者たちの住む宮殿をまったく監視できないことに、その理由がある」と報告している。
この電信はジェッダ市内にある、紅海の海岸で行われたあるパーティーについても触れている。
それによると、パーティーはハロウィーンの夜に、150名が参加して開かれたもので、参加者の多くは20代から30代の者たちだったという。このパーティーはまるでサウジ国外にあるナイトクラブのようで、大量のアルコール飲料が饗されたとされる。このパーティーでは、若者たちは音楽に合わせて踊り、服装は半分裸だった。
こうしたパーティーでウェーターを務めているのは、ほとんどがフィリピン国籍の者たちで、提供される酒類はサウジ国内で製造されたものがほとんどである。〔‥‥〕というのも、闇市場で流通している外国産の酒は、極めて高価だからだ。
この種のパーティーでは、多くの場合いかがわしい女たちがつきもので、ジェッダでは最近、あたりまえの存在になっているとされる。
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翻訳者:ST
記事ID:38296