ずっと続いていたサッカー八百長裁判の第六と最後の審理がイスタンブール第13重罪裁判所で行われた。弁護士のアブドッラー・ミルザ・ジョシクン氏は、1つ前の審理でフェネルバフチェ会長のアジズ・ユルドゥルム氏が受けた容疑に無罪判決を請求していた。裁判所は、被告の「犯罪組織設立」と「八百長」により無罪判決を下した。さらに、すべての DVDとテープの破棄が決定された。全会一致により判決が下ったことが明らかとなった。
サッカー八百長を審理したイスタンブール第13重罪裁判所は、フェネルバフチェ・スポーツクラブ代表のアジズ・ユルドゥルムを含む36名の容疑者が「八百長」と「八百長組織」の犯罪から無罪であると判決を下した。
■アジズ・ユルドゥルム被告へ下された全ての判決を却下
裁判官は、アジズ・ユルドゥルム被告へ「組織を設立した」罪により与えられた2年6か月の禁固刑を破棄し、この求刑が被告による実行されたことが確かではないとして、ユルドゥルム被告の無罪判決を下した。裁判所は、アジズ・ユルドゥルム被告についてフェネルバフチェが2010年から2011年のシーズンでのイスタンブル広域市、カラビュク、アンカラギュジュ、そしてシヴァス・スポルと行った試合で「八百長」を、トラブゾン-ブルス、 エスキシェヒル-トラブゾン、トラブゾン-İBBとの試合でも「八百長を唆した」ことで下された3年9か月の禁固刑と131万2千5百リラの罰金判決の破棄を決定し、証拠不十分との理由でアジズ・ユルドゥルム被告の無罪判決が決定した。
■シェンマン被告とアルスラン被告の決定にメンバーは不参加
裁判所は、ハルドゥン・シェンマン被告とオズデン・アルスラン被告の“賄賂”の罪では、過半数によって無罪判決を決定した。ハジュ・イブラヒム・ギョズカラ裁判官は、シェンマン被告に関する最高裁判所の破棄判決に従い、3年4か月の禁固刑が下される必要があるとし、大多数の決定へ賛同しなかった。
同様に、裁判所は、アイクト・アイドゥン被告、ハカン・カラアフメト被告、そしてエヴレン・クムル被告の「住居不侵入の侵害」の罪による6000リラの罰金を課し、この罰の延期を決定した。
■25人の被告人は全員無罪に
委員会は、フェネルバフチェ・スポーツクラブ執行部のイルハン・エクシオウル氏、シェキプ・モストゥルオウル氏、シヴァススポーツクラブのメジヌン・オトヤクマズ会長、ベシクタシュのタイフル・ハヴトチュ元監督、元ベシクタシュクラブの執行部セルダル・アダル氏、ビュレント・ウイグン監督、元ギレスンスポーツクラブのオルグン・ペケル監督を含む25人の被告人を無罪と決定した。裁判所は、訴訟の過程で入手された私生活に関わるDVDとテープの破棄も命じた。
■刑務所に入っていた被告人たちは損害賠償を訴えた
裁判所は、訴訟の過程で刑務所に入っていた被告人たちへ対して、損害賠償を起こす権利が所在することに触れた。
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翻訳者:岡田咲月
記事ID:38870