「イランのファッション分野は150年以上時代遅れ」―「服飾ワーキンググループ」書記が指摘(2)

2015年12月09日付 Mardomsalari 紙
ゴバーディー氏
ゴバーディー氏
 ゴバーディー氏によれば、

ここ数年で200の業者が国のファッション服飾ワーキンググループと協力して、4万モデルをデザインし生産してきた。これらのモデルをもとに生産された服は、7,217,440着に上る。これだけの数の服がイラン暦1392年の半ば〔西暦2013年9月下旬以降〕から今年の上半期〔西暦2015年9月下旬まで〕にかけて生産されてきたのであるが、社会の需要の15〜20%をまかなったにすぎない。

またわれわれは、〔こうして生産された服を販売してくれる〕販売センターの指定も行い、これまでに914ヵ所が紹介されている。さらに向こう2日間で、新たに60ヵ所がこの数に加わる予定である。当方の見込みとしては、本年の終わり〔西暦2016年3月20日〕までに、ファッション服飾ワーキンググループの指定を受けた販売センターの数は2千ヵ所にまで増えるだろう。

 とのことである。

 ファッション服飾ワーキンググループのハミード・ゴバーディー書記は、アパレル・メーカーを支配する伝統的行動パターンが深刻な問題となっているとの認識を示し、

我が国のアパレル・メーカーを支配する伝統的な行動パターンは、トルコ〔での流行〕に目を向けがちであり、そのため我が国でデザインされ消費者に提供されている服は、近隣の国〔=トルコ〕で生産されているものと見分けがつかないまでになっている。他方で、我が国への服の密輸は、中国やアラブ首長国連邦からのものが最も多い。これら2点を考えれば、国内でのアパレル生産はもっとリスクをとる必要があろう。人々がイラン的/イスラーム的服装を歓迎しているということを、ここ数年でメーカーに納得させることができたのは、我々としても嬉しい限りである。

 と指摘した。


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翻訳者:JNY
記事ID:39443