今日まで、魚をキャバーブにしたり、ソースをかけたり、オーブンで調理したり、ソテーなどにして魚を食べる事が、人間の健康にとって良いことはとてもよく語られている。ただこの点に注意して、あなたの買い物かごの中に魚料理を含めるべきだ。
イラン学生通信(ISNA)によると、魚を週に一度食べると心臓突然死のリスクが半分に減るという研究が『ヘルスオンライン』誌に発表された。
こんな言葉を聞いたことがあるだろう「最も深刻な死因は交通事故によるものだ」。ところが死亡率の統計によると、[一番の原因は]心臓発作と心臓麻痺となる。心臓麻痺や心臓病の増加の原因は医学的処置の不足ではなく、今日の不摂生な生活スタイルにある。研究者らは、心臓病になる危険性を減少させる取りうる最良の選択は、魚を食べることだと述べる。
ある新しい研究では、心臓発作から生じる突然死の危険性について研究者たちはアメリカ合衆国の医者たちとの間で議論を交わした。この研究では約一年で20551名(40から84歳が対象)が選ばれ、彼らの食生活が調査された。
実験の結果、関連する様々な要因を考慮したところ133人の死が記録された。研究者たちは、最低週に一度魚を食べる人はひと月にあまり魚を食べない人よりも、突然死のリスクが52%低いということに気づいた。
研究者たちは、ある特定の種類の魚を食べる、もしくは週に二度以上摂取することに関して注目すべきメリットを見出さなかった。彼らは「魚を食べる事は心臓発作の回数を減らす要因にはならないが、このような発作が発生する確率を下げる」と述べた。
【魚を食べると心拍数が安定する】
魚はとても価値のある栄養を含み、栄養素の多くが人間にとって有益であり、必須のものである。しかし他の食品より魚が優れているとする魚の特徴は、含有する脂肪の種類にある。魚は良質な鉄分源のひとつである。魚に十分に含まれるもう一つの栄養素は亜鉛である。魚はフッ素の多く含んでいる源の一つであり、フッ素は歯の健康と強化、そして虫歯の予防に大きな効果がある。さらにリンを多く含んでいる。リンはカルシウムと共に骨の健康と強化において重要な影響を持つ物質である。カルシウムもまたこのような注目すべき要素である。
研究者たちは研究において、マグロや鮭のように脂肪が多く、オメガ3系脂肪酸が豊富な魚が心臓や血管機能を整え、心拍数を安定させる大切な役割を担っていることを確認した。
不整脈は、心臓が不規則に働いている状態を示す。この状態は心拍が過度に早い、または過度に遅い状態が起きる可能性がある。オメガ3系脂肪酸は心筋を静め、心臓麻痺のリスクを抑えるのに役立つ。
【オメガ3系にある他の利点】
オメガ3系脂肪酸は、心血管の機能強化だけでなく全般的な健康の回復にとっても有効である。オメガ3系を豊富にとるダイエットは、目の健康にとても効果がある。オメガ3系は現代の失明の主な原因のひとつである、白内障の要因となる白濁変性の危険性を減らす。
オメガ3系は、エイコサノイドやサイトカインのような炎症性化学物質の減少に効果がある。過度の炎症は、癌や心臓病を引き起こす可能性がある。
この有益な脂肪酸は、脳機能も改善させる。統合失調症や双極性障害といった精神病のコントロールにも効果がある。つまり、癌や精神病、アルツハイマー病への罹患リスクを減らす。
オメガ3系の摂取は、関節炎にかかった人の関節の痛みを抑える。これらの脂肪酸はカルシウムの吸収を改善させ、骨密度を上げ、骨粗鬆症のリスクを抑える。
人間にとって有益な類似の研究もある。他の偉大な研究によると、魚の摂取は心耳の心房細動の危険性を減少させるという。不整脈や頻脈は突然死の主な原因である。
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翻訳者:OM
記事ID:45398