アフワーズ事件の女性は、殉教者モハンマド・ターハーの姉

2018年09月29日付 Jam-e Jam 紙

 出血を止めるため、モビーナーは自身のスカーフで弟ムハンマド・ターハーの負傷した脚を縛った。

 ファールス通信によると、4歳で殉教したムハンマド・ターハーの父親は、アフワーズのテロ事件について、ジャヴァーン記者クラブに次のように語った。「殉教したモハンマド・ターハー以外に、私にはモビーナーという娘がいる。家族は、アフワーズの軍事パレードを見にいっていた。すると、テロリストたちが背後から、人々に向かって発砲した。妻は息子の命を守るために息子を抱きかかえた。一発の弾丸が妻の足を貫通し、息子の腹に当たった。もう一発の弾丸は直接息子の脚に当たった。息子が泣き叫ぶと、ひとりの国軍兵士が息子を抱きかかえた。その軍人は、公開されている写真のように、イスラーム革命防衛隊に息子を預け、その防衛隊の兵士が息子を病院へ運んだ。私の娘であるモビーナーはまさに、写真のなかで赤い上着を着て、その軍人が事件の現場から安全な場所に避難させている娘である。負傷した私の妻も、二人の警察官が避難させた。防衛隊員の一人が、妻を現場から病院へ搬送した。」

 彼は続けて、「私の息子モハンマド・ターハーが撃たれた時、娘のモビーナーは、自身のスカーフを使って、止血のために負傷した弟の脚を縛った。もっとも、軍人が娘を事件現場から避難させる以前に、娘自身も負傷していた。一発の弾丸が額を、もう一発の弾丸が肩をかすり、軽傷を負った。その勇敢な兵士は、娘の様子を見て危険な場所から退避させた」と述べた。


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翻訳者:KM
記事ID:45465