レバノン:不正会計問題を背景に「未来運動」と「自由愛国運動」がテレビで批判合戦(2)
2019年03月04日付 al-Hayat 紙
シニオラ氏は金曜日(1日)の記者会見で、110億USドルの支出(問題)に関して反証を繰り返し、この支出額に関する複数の表を公開した。そして、同氏は「政治を腐敗させる者とは、国家内に複数の小国家を建設し、(公共)施設を支配するすべての者たちのことである」との見方を示した。さらに、2月16日に「ヒズブッラー」のハサン・ナスルッラー書記長が110億USドルおよびそれがどのように支出されたかに関する問題を明らかにするよう要請したことに対して返答した。なお、「ヒズブッラー」は「腐敗との闘い」に取り組む一環としてこの要請を行った。また、ファドルッラー国会副議長が国家財政のスキャンダルについて語るとともに、今回のスキャンダルに関する書類だと説明した資料を金融検察へ提出したことに対しても返答した。
さらに、ファドルッラー副議長は声明の中で、シニオラ氏の会見に対し反論し、「私はシニオラ氏の名前を出さなかったのに、(同氏がファドルッラー副議長の発言に反論することで)同氏は自分で自分の名前を出してしまった」と述べた。そして再び「シニオラ氏は監査から逃れる術に熟達していた」と非難した。また、「OTV」は「自由愛国運動」および同運動のリーダーであるジュブラーン・バシール氏とハリーリー首相が近しい関係にあるにもかかわらず、シニオラ氏痛烈に批判した。
(後略)
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翻訳者:庭野悠汰
記事ID:46429