スーダン:スーダン初の女子サッカーリーグ、開幕(1)
2019年09月29日付 al-Quds al-Arabi 紙
■スーダン初の女子サッカーリーグ、本日開始
【ナフラ・マジュズーブ:ハルツーム:本紙】
スーダン女子サッカーリーグに関する発表をスーダンの女子サッカー選手たちは胸を躍らせながら待っていた。女子リーグは、スーダンサッカー協会管轄の女子サッカー委員会の産物であり、また同委員会の昨今の努力の賜物であり、パラダイムシフトといえる。というのも、女子リーグ発足を目指す活動は、多くの障害に直面してきたのだ。その最たる例が、サッカーをする女性たちの昨今の運動に対する前政権の反対、家族の圧力、スーダン社会における女性に対する見方だ。一方で、女性たちは1970年代から様々なスポーツを通してスーダンでのスポーツ活動を模索してきた。名選手サーラ・ジャードゥッラー氏が活躍した水泳や、名審判として名を馳せたムニーラ・ラマダーン氏がいたサッカーの審判、そして草分け的存在を擁するバスケットボールがその例だ。女性たちが様々な手段を通して闘っていたのは、活動に対する支援や認知を受けられないことによって、サッカーを秘密裏に行わなくてはならないことや、女子選手達への著しい抑圧だ。FIFAが提供した支援があったにも関わらず、それは前政権の懐に入っていたようだ。
したがって、活動は半ば停止状態か、秘密裏に行い抵抗して見せたりした。しかし、女子チームは残り、圧力下でもミドファイヤ、タハッディー、アマルといったチームはプレーしていた。たとえサッカー協会に従うスタジアムが、練習を行うのを禁止しても、だ。サーラ・エドワードやサルマー・マジディーといった輝かしい名に代表される女子チームの指導者達は、チームの活動の継続に力を注いできた。加えて、スーダンや他の全ての国における女子サッカーは必要であると迫るFIFAの圧力もあった。この大きな活動が日の目を見るのは当然だった。
(2)に続く
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翻訳者:中鉢夏輝
記事ID:47668